今季、最も活躍した指名打者に贈られる「最優秀指名打者」(エドガー・マルティネス賞)に、大谷翔平が3年連続で選出された。
MLB2023 AWARD
1973年から表彰が始まったスラッガーの代名詞ともいえる賞だが、この賞が創設されて以来、過去50年間で3度以上受賞した選手は大谷を含めて4人しかいない。
イチローと共にシーズン116勝を飾ったときの指名打者エドガー・マルティネスが5度(1995年、1997年、1998年、2000年、2001年)。
マルティネスの活躍を称えて現役最後のシーズンとなった2004年に「エドガー・マルティネス賞」の名前がつけられた。
殿堂入りの強打者デービッド・オルティーズ(2003年から5年連続、計8度受賞)。ロイヤルズやレッズで活躍し、のちにロイヤルズの監督にもなったハル・マクレー(3度)、そして大谷翔平の4人だ。
さらに、3年連続はオルティスと大谷の2人しかいない快挙になる。
For the third consecutive season, Shohei Ohtani takes home the Edgar Martinez Outstanding Designated Hitter Award! pic.twitter.com/9tlQQjnaQl
— MLB (@MLB) November 30, 2023
今季の「打者・大谷」は135試合に出場。44本塁打を放って日本人初の本塁打王に輝いたほか、OBP(出塁率).412、SLG(長打率).654、OPS1.066、325塁打などもリーグトップ。打率も.304でメジャー6年目にして初めて3割を超えた。
これでMLB2023年シーズンの大谷の表彰は、「本塁打王」、「MVP」、米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」の年間最優秀選手、選手間投票ア・リーグ「最優秀野手」、「シルバースラッガー賞」に続いて”6冠”となった。