メジャーリーグ最優秀選手(MVP)が18日(日本時間19日)に発表され、ア・リーグはエンゼルスの大谷翔平投手、ナ・リーグはブライス・ハーパー外野手(フィリーズ)が選ばれた。
大谷翔平NEWS
おめでとう、大谷翔平
大谷翔平は初受賞。日本選手では2001年イチロー氏(マリナーズ)以来20年ぶり、史上2人目の快挙になる。
The only two Japanese-born players to win MVP.
— MLB (@MLB) November 19, 2021
Amazing. pic.twitter.com/LoJEJOmoj4
全米野球記者協会(BBWAA)の選ばれた30人の専門家による投票で決まる「MVP」の注目は「満票」になるかどうかだったが、30人の投票者全員から1位票を獲得した。
これは史上11人目で、ア・リーグでは2014年のマイク・トラウト外野手(エンゼルス)以来7年ぶり。
1位票30で420ポイントを獲得。日本選手としては初の満票受賞となった。2001年MVPのイチローは289ポイントで2位のジェイソン・ジオンビー(アスレチックス)とは8点差と接戦だった。
ちなみに、MVP2位は、ウラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)で、2位票を29票、3位票を1票獲得。マーカス・セミエン(ブルージェイズ)が3位に入り、ゲレーロJr.と並ぶ48本塁打で本塁打王のタイトルを手にしたサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)は7位だった。
メディアによれば、これで今オフは「8冠」らしい。
大谷翔平が受賞した各賞は?
年間最優秀選手(選手間による投票)
ア・リーグ最優秀野手
シルバースラッガー賞(DH部門)
年間最優秀選手(「ベースボール・アメリカ」)
野手部門最優秀選手(「ベースボール・ダイジェスト」)
年間最優秀選手(「スポーティング・ニュース」)
まだ、発表されてないのは、先発投手と指名打者の2部門で最終候補入りしている「オールMVPチーム」。この賞は23日(同24日)に、ア・リーグの最優秀指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」は29日(同30日)に発表される。
@benverlander takes you through Ohtani's historic 2021 season where he broke multiple MLB records and became the most dominant two-way player in baseball history! https://t.co/BkfzgQ3rnL
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) November 18, 2021
大谷翔平の2021年シーズン・スタッツ
大谷は打者として155試合に出場して打率.257、本塁打46、打点100、盗塁26、OPS.965、投手として23試合に先発して9勝2敗、防御率3.18、156奪三振。
シーズンを無事に乗り切ったことを最初に称えたい。初めて規定打席に到達した。登板前後の休養日を撤廃し、「投手で2番」という試合で、本塁打を放ったこともあった。
本塁打はリーグ3位、得点103は同8位、打点100は同13位、盗塁数26は同5位、三塁打8は同1位、四球数96は同3位だった。出塁率(OBP).372は同5位、OPS.965同2位。これが先発投手大谷がマークした打撃成績だ。