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【MLB契約情報】ルイス・セベリーノがメッツと1年1300万ドルで契約に合意

 

メッツは現地時間11月29日(日本時間30日)、ヤンキースからFAとなっていた先発右腕ルイス・セベリーノと1年1300万ドルの契約で合意した。複数のメディアが伝えている。

 

 

MLB契約情報  

 

 

ドミニカ共和国出身のセベリーノは1994年2月生まれの29歳。2015年にヤンキースからメジャーデビュー。

 

 

2017年に31先発で14勝6敗、防御率2.98。2018年には32先発で19勝8敗、防御率3.29。

 

この年は開幕投手に指名され、前年に田中将大(現楽天)が開幕投手だったので、あの頃のヤンキースは、田中とセベリーノで先発ローテーションを支えていたイメージがある。

 

 

2018年4月、メジャー1年目の大谷翔平が、セベリーノと対戦し、内角97マイルの速球を捉えて右翼席中段まで弾丸ライナーで弾き返した。あの時のシーンを今でも思い出すが、セベリーノはあの年がキャリアでも頂点の時だった。

 

その後、2019年に右肩の故障で長期離脱し下降線をたどる。

 

2020年は開幕前にトミー・ジョン手術を受けて全休。復活は2022年で、今季は完全復活が期待されたが2度の負傷者リスト入りで19試合(18先発)に終わり4勝8敗、防御率6.65と期待に応えられなかった。

 

今回の契約は、メッツの編成本部長に就任したデービッド・スターンズの最初の動きだが、1年契約というリスクの少ない編成側からすれば最高の契約だ。

 

セベリーノ側からしてもメッツの1年間でバウンスバックして実績を作れば30歳の来季はFAで中長期の再契約を結ぶ可能性も広がり、未来の一歩目を踏み出す勝負の1年になりそうだ。

 

 

これでメッツの先発ローテーションは千賀滉大とホセ・キンタナ、セベリーノの3人が決まった。残りの2枠に誰を補強するのか楽しみだ。