カージナルスとブレーブスが先発ローテの強化に動いている。カージナルスがランス・リンと契約。その詳細を見ていきたい。
MLB契約情報
ランス・リンが古巣と1年1000プラスで合意
先発ローテーションの整備が今オフの課題であるカージナルスが先発右腕ランス・リンと1年1100万ドルで合意した。
この契約には2年目(2025年)が1000万ドルの球団オプションとバイアウト100万ドルが含まれ、別にインセンティブ(出来高払い)の300万ドルも付帯しており、バイアウト100万ドルなどを含めると最大2500万ドルになる可能性がある契約のようだ。
Cardinals, RHP Lance Lynn reportedly agree to 1-year deal with an option for 2025, per @MLBNetwork Insider @JonHeyman. pic.twitter.com/h1jYhNTpRr
— MLB (@MLB) November 20, 2023
リンは来季36歳になるが、2008年ドラフト1巡ピック(全体39位)でカージナルスに入団。2017年までカージナルスに在籍しており、これまで5球団で通算136勝95敗、通算防御率3.74をマークしている。
今季はホワイトソックスとドジャースで合計32試合に先発して183.2イニングを投げ、13勝11敗、防御率5.73、191奪三振。
両リーグワーストとなる44本のアーチを許し、防御率5点台もキャリアワーストで、体力の峠を越えた衰えを感じさせるスタッツで、古巣復帰で心機一転してバウンスバックできるのだろうか?
カージナルスは今季途中にジョーダン・モンゴメリーとジャック・フラハティをトレードで放出し、シーズン終了後にはアダム・ウェインライトが引退。ダコタ・ハドソンとジェイク・ウッドフォードをノンテンダーFAで放出。そのため、先発投手のコマ不足が懸念材料。
現状では、マイルズ・マイコラス、ランス・リン、スティーブン・マッツなどだが、30代半ばの投手ばかり。
山本由伸の争奪戦に参入することも報道されており、モゼリアック編成本部長、マイケル・ガーシュGMがどんな編成をしていくかも注目だ。