現地時間4月7日にようやく開幕したメジャーリーグ。オフシーズンに移籍市場で起こった注目の出来事を7つに絞って紹介したい。
MLB2021-2022オフの移籍市場
注目ポイント①
FA市場で積極的に動いたのはレンジャーズとメッツだった。
レンジャーズはコリー・シーガー、マーカス・セミエン、ジョン・グレイを獲得。セミエンとシーガーはロックアウト前の総額5億ドル費やした大型契約だった。
メッツはマックス・シャーザーに加え、スターリング・マルテ、マーク・キャナ、エドゥアルド・エスコバーを補強。最後にトレードでクリス・バシットも追加した。
注目ポイント②
タイガースも補強が目立った。FA市場からハビアー・バイエズ、エドゥアルド・ロドリゲス、マイケル・ピネダを獲得。さらにトレードでオースティン・メドウズも手に入れた。
注目ポイント③
FA市場でトップランキングだったカルロス・コレアがツインズと3年契約を結んだことは意外だった。
この契約にはオプトアウト権が付属しており、コレアは今季終了後に再びFAになることができ来季のFA市場で今季以上の大型契約を結ぶ可能性もある。
注目ポイント④
アスレチックスは、主力選手を次々と放出。オルソンをブレーブス、バシットをメッツへ放出したほか、マット・チャップマンをブルージェイズ、ショーン・マネイアをパドレスへトレードして総年俸を大幅に削減した。
注目ポイント⑤
レッズも解体が目立った。ソニー・グレイをツインズ、タッカー・バーンハートをタイガース、ジェシー・ウィンカーとエウヘニオ・スアレスをマリナーズへ放出した。
注目ポイント⑥
ツインズはレンジャーズから獲得したばかりのアイザイア・カイナーファレファをジョシュ・ドナルドソンとのセットでヤンキースへトレード。
このトレードは、ゲーリー・サンチェスとジオ・ウルシェラを獲得する大型トレードだった。
注目ポイント⑦
ブレーブスはフレディ・フリーマンとの再契約を断念し、地元ジョージア州アトランタ出身のマット・オルソンを獲得。オルソンとはお披露目会見で8年間の長期契約を結んだことを発表した。
その他の注目したい動向
①日本人選手の移籍契約は、パイレーツの筒香嘉智が早い段階で再契約を結び、マリナーズの菊池雄星はロックアウト後にブルージェイズへ。ポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた鈴木誠也はカブスと契約した。
②ブルージェイズはロビー・レイとマーカス・セミエンを失ったが、ケビン・ゴーズマンとマット・チャップマンを獲得した。
③トレバー・ストーリーはレッドソックスと契約。
④クリス・ブライアントはロッキーズへ。7年の長期契約だった。
⑤700号本塁打まで残り21本のアルバート・プホルスは古巣カージナルスへ復帰した。