7月末のウェーバー公示なしのトレード期限を前にどのチームが、誰を補強したのかをインパクトのある選手を中心に簡単にまとめた。
フラッグディール・トレード情報
この夏は、三塁手に人材が多く、マチャードは遊撃手でドジャースへ移籍。ムスタカスはブルワーズ、エスコバーはドジャースと1.5ゲーム差の2位で首位争いを演じているダイヤモンドバックスに移籍した。
もう一人注目だった三塁手、ブルージェイズのドナルドソンは故障で5月下旬から戦列を離れている。また、エンゼルスの二塁手イアン・キンズラーをレッドソックスが獲得している。
マリナーズもブルペン投手をツインズとヤンキースから獲得している。ブレーブスもレッズから大砲アダム・デュバルを3選手と交換で獲得。さらに、オリオールズからキャリア8年で398試合に登板、防御率3.16の中堅リリーバーのブラッド・ブラックも補強した。
【ア・リーグ所属チームの補強リスト】
レッドソックスは正二塁手のダスティン・ペドロイアが故障で長期欠場。昨年デビューの正三塁手ラファエル・デバースが昨日故障者リスト入り。内野のテコ入れを緊急でした模様。
ランス・リン(ツインズ)⇒ヤンキース
ヤンキースはこの夏にポストシーズンの経験豊富な左のJ.A.ハップと右のランス・リンをローテに追加。これでレイズのクリス・アーチャー獲得の可能性は低くなった。首位レッドソックスとは6ゲーム差だが、ワイルドカードでのポストシーズン進出の可能性が高く、諦めない姿勢を見せている。
オスーナに関する記事は↓
http://takoyaki7985.blog.fc2.com/blog-entry-3783.html
【ナ・リーグ所属チームの補強リスト】
ドジャースはシーガーが右肘のじん帯修復手術で長期離脱。その穴を、この夏最大のインパクトのある選手で補った。マチャドに関しては何度か紹介したので、その記事を参考にしていただきたい。
元阪神の呉昇桓はカージナルスの2年間で138試合に登板して39セーブを挙げた。2年目に防御率が4点台に悪化して再契約出来ず、オフにレンジャーズと契約したが身体検査で白紙に。その後、ブルージェイズと契約。今季は48試合、2セーブ、防御率2.68とバウンスバックしてロッキーズにトレードされた。
J.ソリア⇒(Wソックス)⇒ブルワーズ
リリーフ市場は活発で34歳のメキシコ人右腕は40試合、20ホールド、16セーブ、防御率2.56の成績でブルワーズへ。
M.ムスターカス(ロイヤルズ)⇒ブルワーズ
17年オフの被害者でクオリファイング・オファー(QO)を拒否したが、結局、QOの半額程度、前年の870万ドルをも下回る550万ドルプラス出来高(最大で770万ドル)という契約でロイヤルズ残留を決めた。20本塁打、62打点をマークしており、得点力でMLB全体20位のブルワーズにとっては大きなインパクトを与える選手になるかもしれない。 すでに3番や5番を打つ三塁手として出場している。
C.ハメルズ(レンジャーズ)⇒カブス
ハメルズに関しての記事は↓
http://takoyaki7985.blog.fc2.com/blog-entry-3779.html
A.カブレーラ(メッツ)⇒フィリーズ
打率.277、18本塁打、58打点の打てる内野手カブレーラは二塁手だが、フィリーズでは遊撃手として起用される予定。
E.エスコバー(ツインズ)⇒ダイヤモンドバックス
エスコバーは前半戦不調で現在DL入りのジェイク・ラムに変わって5番サードですでに試合に出ている。
キーオン・ケラ(レンジャーズ)⇒パイレーツ
ここまで24セーブ(成功率96%)だが、左打者に対するスタッツは打率.321と打ち込まれている。パイレーツは、オールスター左腕のフェリペ・バスケスがクローザーを務めているため、ケラはセットアッパーになるという記事もあった。
※スタッツはトレード前の数字。