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【MLB移籍情報】レッドソックスとロイヤルズ間でトレードが成立

 

スプリングトレーニングまで残り30日となったメジャーリーグだが、いくつかのトレードが成立している。今回はその中から注目のトレードについてフォーカスしていきたい。

 

 

 

MLBトレード情報

 

レッドソックスとロイヤルズ間でトレード

 

現地時間1月24日(日本時間25日)、レッドソックスとロイヤルズ間でトレードが成立。

 

レッドソックスアダルベルト・モンデシー内野手と後日指名選手1名(または金銭)、ロイヤルズはジョシュ・テイラー投手が移籍するトレードになったようだ。

 

 

 

 

27歳のモンデシーは、2023年シーズン終了後にFAになる内野手。年俸304万5000ドル。2015年のワールドシリーズでメジャーデビューした父が元メジャーリーガーの2世選手だ。

 

2019年ごろからは正遊撃手として活躍したが、2021年、22年は故障で不本意なシーズンを送り、同じ2世選手であるボビー・ウィットJr.遊撃手の台頭で余剰戦力になり放出されたようだ。

 

レッドソックスは正遊撃手ザンダー・ボガーツの引き留めに失敗し、それに追い打ちをかけるように正二塁手トレバー・ストーリーが右肘の手術で長期離脱が確定。

 

内野のコアな選手が流失または欠場確定で、このポジションの補強が予想される状況だった。

 

ただし、レッドソックスが獲得したモンデシーも昨年4月に左膝前十字靭帯を断裂して手術を受けており、今季は故障明けのシーズンになる。MLB公式サイトによると場合によっては開幕に間に合わない可能性もあるとのことで、補強戦力になるかは春キャンプを見てみないとわからない。

 

今のところ予想されるレッドソックスの二遊間はユーティリティ(UT)のクリスチャン・アローヨが二塁、キケ・ヘルナンデスが遊撃、またはその逆パターンで、どちらもUT選手が二遊間コンビを組むことになりそう。

 

守備面での不安定要素は残るが、それが問題なくてもボガーツ、ストーリーと比べると打撃面での戦力ダウンは考えられる。

 

レッドソックスがロイヤルズに差し出した交換要員は29歳の救援左腕ジョシュ・テイラー。

 

2021年は61試合に登板して15ホールド1セーブ、防御率3.40をマークしたが、彼も昨季は背中の故障でシーズンを全休しており、健康面で不安が残る選手同士のトレードになったみたいだ。