強力なクローザーがいないブルペン
ブレイク・スネルとダルビッシュ有とのトレードを成功させ、着々と先発ローテーションを整備したパドレスだが、次なる補強ポイントはブルペンで、とくに試合の後半をまかせるブルペン陣の整備が課題だ。
19年のセーブ王イエーツとの再契約
デプスを見ると19年2月にトレードで獲得したエミリオ・パガーンや20年に4セーブを挙げた左腕ドリュー・ポメランツがいるが、ナ・リーグ西部地区で8連覇中のドジャースに対抗するためにはMLB全体で14位だったブルペン陣のアップグレードが課題。
MLB公式サイトによると19年に41セーブを挙げてリーグの「セーブ王」に輝いたカービー・イエーツと再契約を結ぶ可能性が浮上しているという。
18年オフの日米野球でアメリカチームのクローザーとして来日したイエーツは、19年に41セーブを挙げてリーグの「セーブ王」に輝いたが、20年は右肘の故障で6試合、0勝1敗、2セーブ、防御率12.46と不振だった。
FA市場にはリアム・ヘンドリクスやブラッド・ハンド、トレードでは左腕ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)などがクローザーを補強したいチームにとってはターゲットになるが、パドレスでの4シーズンで192試合に登板して56セーブを挙げ、今オフにはフリーエージェントでチームを離れた元クローザーのイエーツを呼び戻す方針だ。故障の状態にもよるが、問題がなければ当然のことだろう。
レギュラーシーズンにおいてもリリーフ投手の重要度が高まっているが、ポストシーズンでは、さらにリリーフ投手への依存度が高まる傾向にあり、ブルペンの編成は欠かせないだろう。
Padres In Talks With Kirby Yates, Still Interested In Jurickson Profar https://t.co/BgHmkBmLQJ pic.twitter.com/sY96EiKyEw
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) December 31, 2020
交渉の進捗状況は?
上の記事では、500万ドル以上でインセンティブ付きの契約を要求しているイエーツ側と500万ドル以内に抑えたい球団側との開きがあるようだ。