MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

今季インパクトを残したルーキー④ カイル・ルイス(マリナーズ)

 

今季、印象を残したルーキーたちを紹介している第4弾。

 

今季インパクトを残したルーキー④ カイル・ルイス(マリナーズ

 

 

16年のドラ1が順調に成長

 

 

今季、印象を残したルーキー(資格のある)選手たちを紹介しているシリーズ第4弾は、2016年のMLBドラフト1巡目(全体11位)でマリナーズから指名された期待のカイル・ルイス中堅手を紹介したい。

 

カイル・ルイス

 

5ツールプレイヤーとしての身体能力も高く

 

25歳のルイスは開幕からスタメンに起用され2試合連続本塁打を放つなど、相手チームにデータが蓄積される前に 打ちまくったイメージが強かった。

 

7月は33打数15安打の打率.455、出塁率.500、OPS1.136をマーク。8月は打率を落としたが6本塁、13打点、長打率.490、OPS.883のハイアベレージをキープ。

 

9月はさすがに研究されたが、シーズントータルで打率.262、出塁率364、OPS.801。安打数 (54)、 本塁打数 (11)、 四死球 (34)、 出塁率 (.364)などはチームトップのスタッツを残した。

 

主力の外野手ミッチ・ハニガーがシーズン前に2度の手術を受けて長期欠場中チームにあって明るい材料だった。

 

エンゼルスのジョー・アデルがメジャーの投手に対応できなかったことを考えると雲泥の差で、チーム事情があるにせよ、センターを守り、打線でも2番を打った貢献度が評価されて「Sporting News」ア・リーグ新人王投票では全体の約60%にあたる55票を得て他の選手に2倍の差をつけて新人王に輝いた。マリナーズの選手としては2003年のラファエル・ソリアーノ以来の受賞だ。

 

5ツールプレイヤーとしての身体能力も高く、来季も確実にアクティブ・ロースターに入ってきそうな選手だ。