MLBでもトレーダーとして知られるシアトル・マリナーズのジェリー・ディポトGMがさっそく複数トレードを成立させた。
MLB移籍情報
元ドラフト1位指名のマイク・ズニーノ捕手にギジェルモ・エレディア外野手、マイナーリーガーの左腕投手マイケル・プラスメイヤーをつけて放出。
交換要員としてタンパベイ・レイズのマレックス・スミス外野手とマイナーリーガーのジェイク・フレイリー外野手を獲得するという複数トレードで合意したという。
#Rays reportedly close to acquiring catcher Mike Zunino, OF Guillermo Heredia from @Mariners for OF Mallex Smith, source tells @Ken_Rosenthal. Clubs have not confirmed. https://t.co/qOfCJPxSB4 #HotStove pic.twitter.com/R3oM34Khvs
— MLB (@MLB) 2018年11月8日
マレックス・スミスは今季141試合に出場。打率.296、出塁率.367、長打率.406、OPS.773、2本塁打、40盗塁を記録。外野手としてのパンチ力はないが、俊足で、外野のどのポジションでも守れ、特にセンターを守る機会が多かった選手。
一方、レイズに放出されたマイク・ズニーノは、正捕手として岩隈の球を受けていたことから日本での知名度はある。ただ、ドラ1選手として期待されたほど打撃面が伸びなかった印象が強い。
17年には25本塁打、OPS.840とそのポテンシャルを見せたように思えたのだが、今季は打率.201と低迷。20本塁打しているが、OPS.669だった。
ギジェルモ・エレディア外野手も125試合で打率.236、出塁率.318、長打率.342、OPS.661、5本塁打、19打点。第4の外野手的な存在。
今回のトレードでディポトGMは、センターを守れる選手を獲得したかったようだ。25歳と若いマレックス・スミスをセンターとして固定。外野手はレフトがベン・ギャメル、ライトが主力選手に成長したミッチ・ハニガーという布陣になった。
そして、セカンドからセンターにコンバートしたディー・ゴードンを本来のセカンドに戻し、FAになったネルソン・クルーズの後釜としてセカンドのロビンソン・カノを指名打者やファーストとしてコンバートすることも視野に入れてトレードだった気がする。
ロビンソン・カノは来季でメジャー15年目の36歳。契約も2023年終了まで残り、なるべくスキルポジションを守る負担を減らしたいと考えるのは当然かもしれない。