2019年から20年オフのフリーエージェント(FA)市場は、水面下ですでに始まっている。
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そんなFA市場の選手たちだが、先日は「先発投手」「三塁手」を紹介したが今回は「遊撃手」をピックアップして紹介する。
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《遊撃手》
年齢/19年所属球団/
165 72 12 .275 .706 1525万ドル
ディディ・グレゴリウス SS 30 NYY
77 61 16 .238 .717 1175万ドル
ジョーディー・マーサー SS 33 DET
69 22 9 .271 .750 525万ドル
フレディ・ガルビス SS 30 CIN ※C
145 70 23 .260 .734 550万ドル
ホセ・イグレシアス SS 30 CIN
145 59 11 .288 .725 250万ドル
アデイニー・エチェバリア SS 31 ATL
49 33 9 .241 .742 100万ドル
これまでのストーブリーグは、大物選手を除いて先発投手や救援投手あたりから移籍交渉が進んで、その次に内野のスキルポジションという傾向があった。
遊撃手のFA組は、ヤンキースのグレゴリウスの去就に注目したい。16年から3年連続20本塁打、18年はキャリアベストとなる27本塁打を記録、OPS.829、WAR4.2だった。
デレク・ジーターなきあとの名門チームのショートを守り、不安視されたが、徐々に存在感を増してきた。右打者の多いヤンキースにあって左の貴重な戦力として打線のバランスに貢献した。
ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン氏は以前の記事で「CC.サバシアやブレット・ガードナーが役割を終えようとしているクラブハウスでも、同様に重要な存在へと進化している」と若手が台頭したヤンキースでの存在感を紹介したうえで、同じショートのポジションで1990年生まれと同い年のジーン・セグラが、マリナーズと結んだ5年7000万ドルの契約延長が交渉のスタート地点になるのではないかと予想していた。
ただ、今季はトミー・ジョン手術のリハビリによって、カムバックが6月7日のインディアンス戦になり、復帰後は、82試合出場で打率.238、16本塁打、61打点に終わったので、ヤンキースが契約延長交渉をするかどうか、その成り行きを見守りたい。