MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ヤンキースにまた負傷者 エンカーナシオンが右手首骨折

 

レッドソックスの出遅れなどもありシーズン前期から10数人の負傷者を出しながらも首位を独走中のニューヨーク・ヤンキース

 

負傷者リスト(IL)には10日間ILに6人、60日間ILに8人が入っている状態だったが、エドウィン・エンカーナシオンが15人目の患者として「ヤンキース野戦病院」に入院した。これで今季24人がILに入ったことになる。

 

8月3日(日本時間4日)のレッドソックスダブルヘッダー第1戦の8回裏に死球を受けたエンカーナシオン。アーロン・ブーン監督は当初、X線検査では骨折は見つからなかったと話していたが、直後のニューヨーク市内の病院で受けたCTスキャンで骨折が判明した。チームは彼を10日間の故障者リストに登録した。

 

ロードに出るエンカーナシオンは、ニューヨークに残り、今後7~10日以内に再検査を受ける予定らしいが、ギブスをして少なくとも4週間から6週間。そこからリハビリを経て戦列復帰になるため10月のポストシーズンでのロスター登録が微妙なラインになってきた。骨折が酷ければシーズンエンドという事も考えられる。

 

アメリカンフットボールNFLの場合だと、攻撃ラインの選手などギブスをしたままプレイするのをよく見かけるが、さすがにMLBの場合はそれはないだろう。

 

 

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36歳のエンカーナシオンは、ジャンカルロ・スタントンやアーロン・ジャッジの負傷などもあって6月15日(同16日)にトレードでマリナーズから移籍してきた。ヤンキース移籍後は、36試合に出場して打率.238、9本塁打、27打点、OPS.824をマークし、シーズン通算では、合計101試合に出場して打率.240、30本塁打、76打点、OPS.864という成績だった。

 

トレード期限を過ぎたこの時期に8年連続30本塁打を達成しているスラッガーを失うことは大きな戦力ダウンになる。エンカーナシオンの場合、ブルージェイズに所属していた頃から東部地区のチームとの対戦が多くその破壊力は地区内で証明済み。

 

レッドソックスの対戦成績を見てもはクリス・セールから3本塁打、打率.346、リック・ポーセロには3本塁打、打率.280、デビット・プライスには4本塁打、打率.250という実績があるだけに大き過ぎる離脱となった。