MLB契約情報
今オフのフリーエージェント(FA)市場では、目玉とされているブライス・ハーパー外野手とマニー・マチャド内野手の契約に注目が集まっている。
MLB公式サイトが伝えたところによると、ホワイトソックスのマニー・マチャドへのオファーは7年契約だったらしい。 総額1億7500万ドル。年平均で2500万ドルは、伝えられていた3億ドルから4億ドルという金額からは、かなりのギャップがある。
If Chisox offer to Machado really is 175M, that’s 150M-plus less than asking price. Multiple sources say his agent at different times has asked teams to “top Stanton.” Giancarlo deal was 325M. Quite a gap.
— Jon Heyman (@JonHeyman) 2019年1月16日
この程度の金額なら、なかなか決まらず、他チームの参入など憶測が飛び交うわけだ。8年2億5000万ドルという、年平均3000万ドル超の噂もでたが、USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールが「ホワイトソックスは7年契約のオファーを変えていない」ことを伝え、日本時間1月15日には関係者への確認も取れたという。
スプリングトレーニングまで残り1か月。MLB公式サイトの記事では、「マチャドの選択肢はホワイトソックスに限られる。マチャドの義兄弟であるヨンダー・アロンゾや、マチャド&アロンゾと親しい関係にあるジョン・ジェイを獲得してマチャド獲得に本気の姿勢を示してきたホワイトソックスが、マチャド獲得に成功する可能性は高まりつつあると言える。」
とはいえ、この程度の契約なら敏腕代理人のスコット・ボラスが首を縦に振るわけがない。
14年にはジャンカルロ・スタントン(現ヤンキース)がマーリンズと13年3億2500万ドルという巨大な契約延長を結んだケースもあるが、FA契約に関してみれば08年にヤンキースと10年2億7500万円の長期契約を結だアレックス・ロドリゲスが最高額になる。
20年の新球場オープンを前にレンジャーズあたりが引退したエイドリアン・ベルトレイ三塁手の後釜としてマチャドを獲得するかもしれないというファンタジー・ベースボール的な希望的観測もあるが、それはどうだろうか。
「マチャドの義兄弟であるヨンダー・アロンゾや、マチャド&アロンゾと親しい関係にあるジョン・ジェイを獲得してマチャド獲得に本気の姿勢を示してきた」というMLB公式サイトの観測の方が的を得ている気がする。
昨年はスプリングトレーニング直前の2月19日にJD.マルティネスがレッドソックスと5年総額1億1000万ドルで契約に合意した。マチャドも場合も時間的にギリギリの段階で妥協といった事になるかもしれない。