ポジション別に紹介してきた移籍状況だが、2月からのスプリングトレーニングを前に2019年シーズンのチーム別ロースター状況を整理していきたい。
チーム別FA・トレード状況/エンゼルス編
《ロサンゼルス・エンゼルス》
■FA・トレード
トレバー・ケイヒル(投手):FA
マット・ハービー(投手):FA
ルイス・ガルシア(投手):トレード
ディロン・ピーターズ(投手):トレード
ケイバン・スミス(捕手):ウェーバー
ジョナサン・ルクロイ(捕手):FA
トミー・ラステラ(内野手):トレード
途中加入の田澤純一を含めて8人がFAになってチームを去った。ここ数年、毎年のように故障者続出だった先発陣は、マット・ハービーとトレバー・ケイヒルの両右腕を獲得したが、ハービーは故障歴があり、かつてのような輝きは期待できない気がする。久しぶりに規定投球回数に達すればプラスぐらいに考えたほうがいいかもしれない。
40人枠に空きがなく秘かに期待していた田澤のメジャー再契約は、なさそうだ。22歳のプロスペクト右腕グリフィン・キャニング投手が3Aまで上がっており、今季のメジャーデビューがあるかもしれない。いずれにしてもエース格の投手がいない。20年の大谷復帰が待ち遠しい。
《予想されるオフェンス・ラインナップ》
1 ジャスティン・アップトン LF
2 マイク・トラウト CF
3 大谷翔平 DH
4 アルバート・プホルス 1B (ジャスティン・ボーア)
5 アンドレルトン・シモンズ SS
6 コール・カルフーン RF
7 ザック・コザート 3B
8 ジョナサン・ルクロイ C
9 デビッド・フレッチャー 2B
打者・大谷の復帰時期が気になるが、復帰後のラインナップを考えてみた。打線はリードオフマンがいない。そこで昨年1番での起用が多かった出塁率.281のカルフーンの代わりにアップトン(出塁率.344)を1番に起用するラインナップはどうだろうか。
アップトンは守備の怠慢プレイが気になるが、打撃では大きく貢献。盗塁も2ケタ盗塁をキャリア12年間で7回記録している。昨年レギュラーの座を獲得した24歳のフレッチャー二塁手あたりが1番を打てればアップトンをクリーンナップで起用することができるので厚みが出てくる。