昨年の12月に紹介した記事だが、ロックアウト・デッドライン前のラスト3日間に成立した契約状況を球団別にまとめてみた。
MLB移籍/契約情報
第2弾はアメリカン・リーグ(AL)中部地区。CBSスポーツでも各球団の補強状況をA~Fでランキング付けしていたのでそれも併せて紹介したい。
ロックアウト前に動きの鈍かったヤンキースは「サイレントヤンキース」と評価され、最低グレードの「F」だった。
きょう紹介する中部地区ではタイガースがハビアー・バイエズと長期契約を結んだのが、目立った動きだった。
ロックアウト直前(11/29・30,12/1)に決まった契約
球団別にここまでの補強を評価しているCBSスポーツの記事を参考に補強評価も付け足した。
AL Central
▼ホワイトソックス
レウリー・ガルシア 3年契約に合意
ケンドール・グレーブマンと3年契約
※CBSスポーツの評価:A
▼ガーディアンズ
マイナー契約のみ
※CBSスポーツの評価:F
▼タイガース
ハビアー・バイエズ 6年契約
※CBSスポーツの評価:A
▼ロイヤルズ
テイラー・クラーク 年俸調停を回避し、1年契約に合意
※CBSスポーツの評価:D
▼ツインズ
ディラン・バンディ 1年契約に合意
バイロン・バクストン 7年契約に合意
ケイレブ・シールバー 年俸調停を回避し、1年契約に合意
ジェラル・コットン 年俸調停を回避し、1年契約に合意
タイラー・ダフィー 年俸調停を回避し、1年契約に合意
※CBSスポーツの評価:B
この地区ではタイガースが積極的に動いた。まず、レッズとのトレードでタッカー・バーンハート捕手を獲得。
レッドソックスのクオリファイング・オファーを拒否した先発左腕のエドゥアルド・ロドリゲスを5年総額7700万ドルで獲得。
ロックアウト直前にメッツからFAのスター遊撃手の一人、ハビアー・バイエズと6年総額1億4000万ドルの契約を結んだ。(この契約の詳細は関連記事で下記に貼っておくので興味がある方はそれを参照したいただきたい)
ホワイトソックスは自軍からFAの便利屋レウリー・ガルシアと再契約。契約内容は3年1650万ドル。アスレチックスからFAの救援右腕ケンドール・グレーブマンと3年2400万ドルで契約している。
ロイヤルズはダイヤモンドバックスからノンテンダーFAになっていた救援右腕テイラー・クラークを獲得したのが唯一の補強だった。
ツインズは中堅手バイロン・バクストンと7年総額1億ドルで契約を延長。バクストンは27歳、2017年には「フィールディング・バイブル・アワード」を受賞するなど俊足攻守が売りの中堅手。ツインズは、この生え抜きの引き留めには成功したが、まだまだ補強ポイントは多い。
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