オーナーサイドによる4回目のロックアウト(ストライキを含めると9回目)が続いているメジャーリーグだが、ロックアウトのデッドライン前ラスト3日間に成立した契約状況を球団別にまとめてみた。
膨大な数になっているのでマイナー契約は記載せず、メジャー契約だけにした。
MLB移籍/契約情報
第1弾はアメリカン・リーグ(AL)東部地区。ヤンキースの動きが鈍かった。CBSスポーツの記事でも「サイレントヤンキース」と評価し、最低グレードの「F」だった。
ロックアウト解除後の短期間に残っている有力選手を買いたたくような計画でもあるのだろうか。ちょっと不気味な気がする。
11月29・30日、12月1日に決まった契約
AL EAST
▼レイズ
コーリー・クルーバー 1年契約に合意
ブルックス・ラリー 2年契約に合意
※CBSスポーツの評価:A
▼レッドソックス
ライアン・ブレイジア 年俸調停を回避し、1年契約に合意
リッチ・ヒル 1年契約に合意
ジェームズ・パクストン 1年契約に合意
※CBSスポーツの評価:C
▼ヤンキース
ドミンゴ・ヘルマン 年俸調停を回避し、1年契約に合意
ジオ・ウルシェラ 年俸調停を回避し、1年契約に合意
ルーカス・リットキー 年俸調停を回避し、1年契約に合意
※CBSスポーツの評価:F
▼ブルージェイズ
マイナー契約6件のみ。
メジャー契約は28日にケビン・ゴーズマンと5年契約、27日にイーミ・ガルシアと2年契約に合意。
16日にはホゼ・ベリオスと7年総額1億3100万ドルで契約延長。
※CBSスポーツの評価:A
▼オリオールズ
ジョーダンライルズと1年契約に合意。
ルーグネッド・オドーアと1年契約に合意。
※CBSスポーツの評価:D
レッドソックスは12月1日にハンター・レンフローとのトレードで、アレックス・ビネラス、デビッド・ハミルトンと共にジャッキー・ブラッドリーJr.外野手を呼び戻した。
こうして見るとこの地区の補強は、様子見のような感じで、ここまでは静かだったように思える。ロックアウト解除後の新CBAによる補強を考えているのかもしれない。