MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

菊池雄星のメジャー移籍先、ウエスト・コーストだとしたら...

 

ポスティングシステムでメジャーへの移籍を目指す菊池雄星の移籍先を考えてみたい。

 

MLB移籍情報

 

 

代理人のスコット・ボラス氏は、菊池自身が来週に渡米して今月下旬には希望する全球団とロサンゼルスで本人も同席した面談を行うと表明した。

 

 

移籍先は不透明だが、日本人選手はウエスト・コースト(西海岸)の球団が多いので、とりあえずそこだけに絞って球団別に先発投手の編成に注目すると...

 

 

マリナーズはエース格の左腕ジェームズ・パクストンを放出したが、13勝した26歳左腕マルコ・ゴンザレスや9勝したベテラン左腕ウェイド・ルブランも左腕だ。

 

 

ジャイアンは、先発ローテーションの強化がマストだが、左腕マディソン・バムガーナーを放出する噂がある。そうなれば現状では、左腕はアンドリュー・スアレス(7勝13敗/防御率4.49)だけになる。

 

 

パドレスは、先発陣に4人の左腕が登録されているが、MLB全体で27位という先発投手の防御率が示すとおり大したことがない。

 

 

ただ、その中の25歳左腕ジョーイ・ルケーシー(8勝9敗/防御率4.08)は、BAのプロスペクトランキングでメジャー全体9位と評価されており、来シーズン以降に化ける可能性もある。

 

 

23歳左腕エリック・ラウアー(6勝7敗/防御率4.34)もBPの同ランキングで全体8位と期待の若手といえる存在だ。この二人の成長が期待できる左腕と菊池の3人で面白いかもしれない。

 

 

アスレチックスは、スモール・バジェット(低予算)のチームなので、可能性は低いが、新球場の計画や左腕ショーン・マネイアが肩回旋筋腱板の損傷で離脱していることから、可能性が低いが、先発ローテーションに左投手が一人もいない。

 

 

大谷翔平所属のエンゼルスは先発陣のMLB全体19位で、先発投手は補強ポイントだ。左腕は、27歳アンドリュー・ヒーニーと同じくタイラー・スカッグスのメドが立ったが、二人とも現状ではエース格の投手ではない。

 

 

残っているのはドジャース。ここにはメジャー屈指の左腕クレイトン・カーショー、クオリファイング・オファーを受諾したリュ・ヒョンジンの二人の左腕に、放出の噂もあるがベテラン左腕リッチ・ヒルも38歳ながら健在だ。