タイガースが今オフ注目の先発左腕エドゥアルド・ロドリゲスとの契約に合意した。
MLB契約情報
情報筋がESPNのジェフ・パッサンに明かしたところによると、契約は5年7700万ドルで、タイガースはFA市場で最年少スターターを獲得し、若くて才能のあるローテーションに追加した。
このオフで最初の大型契約になったが、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンの情報では、5年7700万ドルの契約とは別に300万ドルの出来高が設けられているという。
また、2年目のシーズン終了後(2023年オフ)にオプトアウト(契約破棄)できる権利も盛り込まれているようだ。
さらに、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは、一部の球団に対するトレード拒否権が付属していることを報じている。
レッドソックスから今オフにフリーエージェント(FA)になったロドリゲスに関してはエンゼルスなど複数の球団が注目しているという情報だったが、レッドソックスからクオリファイング・オファー(QO)を提示されており、受諾する可能性もあった。(これまでは拒否する選手の方が圧倒的に多い)
Left-hander Eduardo Rodriguez and the Detroit Tigers are in agreement on a five-year deal with between $77 million and $80 million, sources tell ESPN.
— Jeff Passan (@JeffPassan) November 15, 2021
The @Tigers have bolstered their pitching staff.
Eduardo Rodriguez is reportedly headed to Detroit on a 5-year deal, per @JonHeyman. pic.twitter.com/JguSwW6cUG
— MLB (@MLB) November 15, 2021
また、レッドソックスはロドリゲスに複数年契約のオファーを提示したことも報じられていた。
2015年に22歳でデビューしたロドリゲスは28歳。今季は32試合(先発31試合)に登板して157.2イニング、13勝8敗、防御率4.74、FIP3.32(キャリアハイ)。
昨季は新型コロナウイルスの影響で心筋炎を発症した事により全休したが、2019年は19勝をマークして防御率3.81(FIP3.86)と好成績を残していた。
このボストンでの6年間で64勝の左腕にはエンゼルス、ブルージェイズとタイガースなどが獲得に興味を示していたが、レッドソックスがQOを提示しているため、他球団がロドリゲスを獲得する場合、来年のドラフトにおいて指名権を喪失するなどの足かせがあった。
エンゼルスとタイガースはブルージェイズからFAの先発左腕ロビー・レイもターゲットだが、彼もロドリゲスと同じくQOを提示されている。
今オフのFA市場にはクレイトン・カーショー、スティーブン・マッツ、カルロス・ロドン、アレックス・ウッド、タイラー・アンダーソン、菊池雄星らの左腕が名を連ねているが、果たして誰がどのユニフォームを着るのか。今後の情報にも目が離せない。
また、エンゼルスがどの先発投手の補強に成功するのか、それともいつものオフのように中古車センターでのショッピングのような補強に終わるのか。ロドリゲスの契約は今後のエンゼルスの補強を占う上でも最初の試金石になりそうだ。
▽記事参考/引用
http://www.mlb.jp/category/news/#45851