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レッドソックスが先発右腕ネイサン・イオバルディの残留工作に成功

 

レッドソックスは6日、ワールドシリーズ制覇に貢献した右腕ネーサン・イオバルディ投手が4年6800万ドル(約75億円)で残留することで合意したと発表した。

 

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ボストン・グローブのニック・カファード氏の記事では、少なくとも9チームがネイサン・イオバルディに関心に示しているということだったが、残留が決まってボストニアンたちは胸をなでおろしたに違いない。リーグのライバルチームに移籍すれば脅威を与えるからだ。

 

 

28歳のイオバルディは、これまでに2回、右ひじにメスを入れているが、今季のポストシーズンでその懸念を払しょくする活躍を見せた。

 

夏のノンウェーバー期間である7月にレイズとのトレードでレッドソックスに加入した後は、3勝3敗、防御率3・33の成績をマーク。特にライバルのヤンキース戦では先発計4試合で1勝1敗、防御率1・93の高成績を残しボストニアンたちの信頼を勝ち取った。

 

ポストシーズンでも輝きを増した。先発したア・リーグ地区シリーズ(ALDS)第3戦でも7回1失点で勝利を収めた。リリーフに回ったワールドシリーズ(WS)では、第1戦と第2戦の8回をそれぞれ無安打無失点で抑えた。

 

延長12回から登板した第3戦では、最後にサヨナラ本塁打を許したものの6イニングを3安打2失点と歴史に残る延長戦の好投で、むしろ株を上げた。

 

 

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今季は2チームで22試合、6勝7敗、防御率3.81、WHIP1.126、与四球率1.6と制球も安定。100マイルをコンスタントに超えるフォーシームはバックエンドのリリーバーとしても使えることが証明された。

 

ヤンキース時代には2年間で48試合に先発して23勝11敗も記録しており、その投手がリーグ内のライバルチームに引き抜かれることを考えると、プラスマイナスで考えても今回の残留は、エリートクラスのFA投手を獲得したことと同じような意味を持つ残留だったように感じる。