MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB移籍情報】ヤンキースは先発ローテの強化が優先事項!?

 

MLB移籍情報

 

 

正遊撃手ディディ・グレゴリウスに右尺骨側靭帯の損傷が発覚したヤンキース。グレゴリウスはトミー・ジョン手術を受けることになり来季のロースターを考えるとマニー・マチャドとの契約という噂も現実味を帯びてくるが、ヤンキースの今オフの優先事項は先発ローテーションの強化だという。

 

 

そのターゲットとしてダイヤモンドバックスからフリーエージェント(FA)となるパトリック・コービンの名前が挙がっている。

 

 

メジャー6年目の29歳左腕は、2013年以来2度目の200投球回を達成。しかも防御率3.15、246奪三振、WHIP1.05はいずれも自己ベストを大幅に更新。

 

 

MLB公式サイトによると2014年のトミー・ジョン手術からようやく完全復活を遂げ、2013年に続いて2度目となるオールスター・ゲームにも選出された。

 

 

MLBネットワークの名物記者ジョン・ヘイマン氏の記事がソースだが、ヤンキースは、そのコービンを補強ターゲットとしてリストアップしているという。

 

 

ジョン・ヘイマン氏は、コービンが、フリーエージェントとなるJ.A.ハップやCC.サバシアと同様に左腕であることや、彼らよりも若い29歳ということ、データ的にはナ・リーグ3位の246奪三振やスライダーの使い方が改善されている点に言及している。

 

 

コービン本人は、ニューヨーク州シラキュース出身で、子供の頃からヤンキースファン。当然、家族も代々ファンだという。

 

 

ダイヤモンドバックスからは、今季1790万ドルに設定されているクオリファイングオファー(QO)の提示が推測されるが、QO拒否選手を獲得した場合に課せられる犠牲を考えても彼を獲りに行く可能性があるという。

 

 

ヤンキースの先発ローテは、左投手の補強がマスト。田中将大、ルイス・セベリーノは右腕で、36歳のJ.A.ハップ、38歳のCC.サバシアはFAで失う。

 

 

来季がFA前最終年となるソニー・グレイは、期待されたほどでもなくトレード放出の可能性が高く、右腕ランス・リンもFA。セベリーノ、田中に次ぐ投手がいない。これは、今季の開幕前にも指摘された。そのためにJ.A.ハップとランス・リンを7月に補強した。

 

 

トミー・ジョン手術を受けたジョーダン・モンゴメリー、3Aのユスタス・シェフィールドらは開幕からめどが立たない。200イニングを投げたコービンの左腕がたくましく感じるのは当然かもしれない。

 

 

しかも、体力の峠を越えたサバシアやハップよりは、これから脂の乗って来るパトリック・コービンをリストに入れることは十分に考えられる。