現地3日、ニューヨークのヤンキースタジアムで開催されるアメリカンリーグのワイルドカードゲーム(WC)は、ルイス・セベリーノが先発することをヤンキースのアーロン・ブーン監督が発表した。
1試合のみで決まる“1dayマッチ”のWCには、セベリーノ、田中将大、J.A.ハップの3人が先発候補にあがっていたが、指揮官は今季19勝8敗、防御率3.39の24歳右腕セベリーノに決めたようだ。
Yankees manager Aaron Boone on Luis Severino starting AL wild-card game: 'He's ready for this' https://t.co/hRr0xw5Mgr pic.twitter.com/wl5gg7bobt
— Sporting News MLB (@sn_mlb) 2018年10月2日
ただ、セベリーノは直近の12先発で防御率5.57と調子を崩していただけに田中(12勝6敗/防御率3.57)や7月末にヤンキースに加入後6勝無敗の左腕ハップ(17勝6敗/防御率3.65)の名前も挙がっていた。
ただ、年間を通してのスタッツはファングラフスの数字で比べるとセベリーノがダントツに良いことが分かる。
L.セベリーノ fWAR5.7 FIP2.95
田中将大 fWAR2.6 FIP4.01
J.A.ハップ fWAR1.1 FIP4.21
さらに、本塁打の被打率を比べても
L.セベリーノ 0.83
田中将大 1.44
J.A.ハップ 1.41
全てセベリーノの数値が上回っている。狭いヤンキースタジアムでの1発は、短期決戦の致命傷になるから重要だろう。
セベリーノは、これまでポストシーズンに4試合先発して1勝1敗、防御率5.63。ここ一番でのハートの強さが試されるところ。
田中は4試合で2勝2敗、防御率1.44。大勝負でギアを上げた時の田中は凄い力を発揮する。それだけに見たい気もしたが、もし、ヤンキースがアスレチックスに勝てば、フェンウェイパークでの田中の登板が決まるので、WCはセベリーノで勝ってALDSで田中の勇姿を見たいところだ。