MLB公式サイトによる2019-2020オフ FA選手トップ20 PART2

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「MLB2019ー2020オフ FAプレイヤートップ20」

MLB.comがファングラフスのWAR（fWAR）をもとに算出した19年－20年オフのフリーエージェント（FA）ランキングを発表した。そのランキングで報道されている内容に個人的見解を加えて紹介したい。今回は2位から5位。4位のチャップマンはオプトアウトをすることなく契約延長してヤンキースに残留することが決まった。

【順位】

プレイヤー名（前所属TEAM）ポジション：2020年開幕時の年齢

2019年成績：

【1位】

ゲリット・コール（アストロズ）右投手/29歳

2019年のfWAR：7.4

33試合　20勝5敗　防御率2.50　212投球回　326奪三振　WHIP0.89

▽ゲリット・コールの詳細は⇓

https://takoyaki7985.blog.fc2.com/blog-entry-4220.html

【2位】

アンソニー・レンドン（ナショナルズ）内野手/29歳

2019年のfWAR：7.0

146試合　打率.319　34本塁打　126打点　117得点　5盗塁　80四球　出塁率.412　長打率.598　OPS1.010

ストラスバーグがオプトアウトをする予定だが、ナショナルズはレンドンを優先して引き留め工作に入る予定だということをMLBネットワークのジョン・ヘイマン氏が伝えている。

【3位】

スティーブン・ストラスバーグ（ナショナルズ）右投手/31歳

2019年のfWAR：5.7

33試合　18勝6敗　防御率3.32　209投球回　251奪三振　WHIP1.04

ワールドシリーズMVPを受賞。4年1億ドルの契約を破棄してフリーエージェントになるという強気の選択をした。代理人は敏腕として知られるスコット・ボラス氏。自身2度目の200イニングスを投げ、同じくキャリアハイのERA＋138。FA市場に出ればゲリット・コールと共に年平均3000万ドル以上は間違いないだろう。

【4位】

アロルディス・チャップマン（ヤンキース）左投手/32歳

2019年のfWAR：2.0

2019年成績：60試合　3勝2敗37セーブ　防御率2.21　57投球回　85奪三振　WHIP1.11

オプトアウトすればという条件が付いていたが。ESPNのジェフ・パッサン氏がSNSで残留を伝えている。チャップマンはヤンキースと5年8600万ドルの契約を結んでおり、2年3000万ドルの契約を残してオプトアウトすれば今オフのFAランキング4位という評価があった。

ただ、残りの契約に1年1800万ドルを加えることで合意。これにより、チャップマンとヤンキースの残り契約は3年4800万ドルに延長されチームは22年シーズン終了まで彼をコントロール下に置くことができる。チャップマンの通算273セーブはMLB歴代34位（現役6位）。この先、400セーブも夢ではなく、そうなれば歴代7位になる。

【5位】→【4位】

ザック・ウィーラー（メッツ）右投手/29歳

2019年のfWAR：4.7

2019年成績：31試合　11勝8敗　防御率3.96　195.1投球回　195奪三振　WHIP1.26

チャップマンが残留を決めたことでMLB公式サイトの記事ではウィーラーが4位に繰り上がっている。平凡な数字だが、FIP3.48が防御率よりも良い点や球速、回転数が平均よりも良い点などが評価され、メッツのでの5年間で平均防御率3.77（FIP3.71）で、強いチームに移籍すれば脚光を浴びる存在になる可能性を秘めた投手ということで高評価になった。

今季の年俸は575万5000ドルとリーズナブルでマーケットバリューは、ほぼ同年代のダルビッシュ有やジェイコム・デグロムと比べて彼の場合も年平均2000万ドル前後で複数年契約を勝ち取る可能性はありそうだ。

5位：マディソン・バムガーナー（ジャイアンツ）　30歳/左投手

34試合（34先発） 9勝9敗0セーブ防御率3.90

207.2回 203奪三振 WHIP1.13 WAR3.2

6位：ヤスマニ・グランダル（ブルワーズ）　31歳/捕手

153試合打率.246 28本塁打 77打点 5盗塁

出塁率.380 長打率.468 OPS.848 WAR5.2

7位：柳賢振（ドジャース）　33歳/左投手

29試合（29先発） 14勝5敗0セーブ防御率2.32

182.2回 163奪三振 WHIP1.01 WAR4.8

8位：ジョシュ・ドナルドソン（ブレーブス）　　34歳/三塁手

155試合打率.259 37本塁打 94打点 4盗塁