大谷翔平NEWS
エンゼルス大谷翔平投手が今季10度目の先発マウンドに立ち、6回5安打1失点、今季4回目のクオリティスタートで打線の援護もあって7対5で勝ち、エンゼルスも3連敗をストップ、大谷は勝利に貢献して今季3勝目(1敗)を挙げた。
この日の投手・大谷は、6回78球(ストライク49)を投げ、被安打5、被本塁打1、与四死球2、奪三振5、失点1の成績だった。これで投手として防御率2.70、WHIP1.16、奪三振73になった。
2番打者としては、この日がメジャーデビュー戦となった相手先発マット・マニングと3打席対戦したが、まともに勝負してもらえず四球、一ゴロ、四球の1打数無安打、2四球だった。
打者では、64試合、226打数61安打、44得点、19本塁打、打点47、打率.270、出塁率.354、長打率.615、OPS.969。
相手の主砲カブレラの頭にぶつけるミススローもあったようだが、カブレラは気にしてないようすだった。(下記参照)
Ohtani saying sorry to Cabrera and Cabrera saying no worries
大谷くん、カブレラに謝る。
カブレラは気にするな😭#大谷翔平 pic.twitter.com/iuoFPMqJAD
— Roo17Sub (@Roo17Sub) June 18, 2021
■大谷の投打の記録は100年を超えるリーグでも前人未到
防御率2.70、打率.270という成績をどう捉えればよいのか?
野球経験のない人が単眼でみると二刀流で投手でも打者でも1番にではない、成れないと見る方もいるだろう。
ただし、エンゼルスは、まだ68試合を消化しただけで、残りは94試合。このペースで行くと、以前にも紹介したが「20試合登板―20本塁打―20盗塁」という誰も到達できなかった領域に達しそうな記録になるかもしれない。
よく比較されるベーブ・ルースでも1919年に「17試合登板―29本塁」を記録しているが、盗塁は7だけだ。この年は、シーズン打率.322、OPS1.113はメガトン級の迫力で、これがきっかけで翌年の1920年からは、ほぼ打者に専念することになるわけだが、1918年の「20試合登板―11本塁打―6盗塁」ぐらいが投打の二刀流としての華々しい記録になる。
だから、大谷翔平が「20-20-20」を達成すればまさに前人未到の記録になる。昨日今日始まったリーグではない。100年を超えるプロリーグの話だ。
とにかく、ケガをしないで1年間出場してほしい。そのためには、今日みせたダイビングキャッチなどや一塁のベースカバーなどに細心の注意を払ってほしい。「夏までは元気だったのに...」と言われないようにするためだ。