昨年のワールドシリーズ第4戦でも話題になった8歳の女の子ヘイリー・ドーソンちゃんが、米カリフォルニア州オレンジカウンティ・アナハイムのエンゼルス・スタジアムに登場。強打者マイク・トラウト相手に下手投げでファーストピッチを行った。
#JourneyTo30: COMPLETE
— Angels (@Angels) 2018年9月16日
Thanks for delivering today's first pitch and sharing your inspirational story with us, @haileys_hand. Congratulations on becoming the first person to throw a first pitch at ALL 30 ballparks! pic.twitter.com/1DihE4xbxr
ネバダ州ヘンダーソン出身のヘイリーは、手指の発育障がい(ポーランド症候群)。妊娠6週から7週の間に血液の供給が不足した事などが原因で、中指3本を失ってしまい、親指と小指があまり発達していない。
それでも大好きな野球のボールを投げたいと、地元のラスベガス・ネバダ大学工学部の学生が作った3Dロボットハンドを使用。これは30球団分のデザインがあるという。
.@MikeTrout and the #Angels are excited to welcome @haileys_hand to throw out today’s first pitch in her last stop on the @MLB #JourneyTo30 ⚾️ pic.twitter.com/AhpqBm5Fpy
— Angels (@Angels) 2018年9月16日
昨年の6月に首都ワシントンのナショナルズパークでファーストピッチを行ってから各メディアでも紹介され、各球団からオファーがあり、今年1年をかけて全米を回ったという。
2020年の東京オリンピック。野球も注目の競技だが、有名人やタレントの始球式も営業的には大切かもしれないが、その試合で、ヘイリー・ドーソンちゃんのようなシーンを、各球場でつくってハンディキャップのある人たちを応援してはどうだろう。