エンゼルス大谷翔平投手が4日(日本時間5日)、敵地のレンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場した。
投手として復活登板してから初の打席に入った大谷だったが、相手の左腕マイク・マイナーのスライダーやナックルカーブに手が出ず、2打席は見逃しの三振に終わった。
しかし、その2打席でマイナーの投げる変化球に目が慣れた大谷は6回の第3打席。2ボール1ストライクからのスライダーを鮮やかに捉えた。
That left on left power!
— Angels (@Angels) 2018年9月5日
Ohtani's home run cuts the lead in half!
⬆️6⃣ Rangers 4, #Angels 2. pic.twitter.com/t5UZbPWcgL
大谷らしい綺麗な弧を描いた打球は右中間へ。今季16本目の本塁打で、左腕からは打ったのはメジャー初。敵地では今季4本目となった。
スタットキャストの計測で打球速度は103マイル(約166キロ)、飛距離413フィート(約125.9メートル)のアーチは右中間の一番深い所へ吸い込まれた。
16本塁打はメジャー1年目の日本人選手としては2003年のヤンキース松井秀喜に並んで歴代2位タイの記録となった。
ただ、大谷の凄いのは、その少ない打席数。
NHKのBSでライブ中継を見ていたが、それによると松井秀喜の場合はヤンキース1年目に144試合目、623打席で16本塁打を放ったが、大谷は打者として81試合目、243打席で16本目を放つハイペース。
日本選手の1年目の本塁打記録は、マリナーズの城島健司の18本塁打(506打席)。
ここまで来れば、あと4本追加して20本。投手として、あと1勝で5勝。防御率3点台をキープすれば、以前にも書いたが新人王争いにも絡んでくるだろう。