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【MLB移籍情報】スタントンのトレードには盗塁王ゴードンも付けて放出か!?

 

MLB移籍情報

 

 

サンフランシスコ・ジャイアンツが具体的なオファーを提示し、ヒートアップしてきたマーリンズの二冠王ジャンカルロ・スタントン争奪戦。ここに来てジャイアンツが提示したオファーの内容が判明してきた。

 

 

MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシがシリウスXMラジオのクレイグ・ミッシュ(Craig Mish)の情報として伝えたところによれば、ジャイアンツ側はジョー・パニック二塁手とチーム内上位のプロスペクト2名をリストアップして提示した模様。

 

 

パニックは、11年のMLBドラフトでジャイアンツ1巡指名選手。ゴードンと同じ左打ちでメジャーキャリア4年。今季138試合で打率.288、OBP.345、OPS.753、本塁打10、打点53、盗塁4。

 

 

マイナー選手は右腕タイラー・ビード投手とクリス・ショウ外野手。タイラー・ビードはMLBPipeline.comでチーム内プロスペクトランキング3位、14年ドラフト1巡指名。左打右投げのクリス・ショウは同2位、2Aと3Aで24本塁打をマークし、守備は外野と一塁を守っている。

 

 

 

マーリンズ側はスタントンと1番打者で盗塁王ディー・ゴードン二塁手を交換要員として交渉中だという事だが、ジャイアンツもマーリンズも、契約交渉については正式にはコメントしていない。

 

 

ゴードンに関しても20年まで3年間でサインボーナスを含む3790万ドルの契約が残り、正式に成立すれば、ジャイアンツはスタントンの10年2億9500万ドルと共に巨額の契約金を抱えることになる。

 

 

ジャイアンツは、すでにぜいたく税の基準である1億9700万ドルに近づいている。年俸総額は15年から17年で3年連続で「ぜいたく税」の対象となっているため、18年の超過分に対する税率は50%となる。

 

 

このため高額年俸のベテラン選手の放出が噂になっている。

 

 

具体的には、トレード拒否権のないジョニー・クエト投手。クエトはバイアウトを含めると4年8900万ドルの契約が残っている。ジェフ・サマージャ投手は3年5400万ドルの契約が残るが、21球団へのトレード拒否権があるらしい。

 

 

ブランドン・ベルト一塁手も名前が挙がり、4年6400万ドルの契約が残り、彼も10球団へのトレード拒否権をクリアすれば放出できる。

 

 

ほかには、クローザーのマーク・メランソンは3年3800万ドルが残るが、全球団へのトレード拒否権があるという。

 

 

スタントン

 

 

いずれにしてもスタントンとゴードンを獲得した場合は、これらのベテラン選手数人が年俸軽減措置として他球団へトレードされそうだ。

 

 

スタントン外野手を巡ってはセントルイス・カージナルスも正式なオファーをマーリンズへ提示したという情報も流れており、ドンブロウスキー球団社長のレッドソックスも正式オファーを出すものと思われる。