マーリンズは、ペイロール削減がデレク・ジーターCEOの最初の仕事なのか、次から次へとファイヤーセールを続けている。
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それは、前オーナーと変わらないように見えて、ファンからすれば経営優先の魅力のない球団のようにも映る。買収にあたり、投資家たちに年俸総額の削減を約束しているので致し方ないという事だろうか。
先日、ジャンカルロ・スタントン外野手、ディー・ゴードン二塁手を放出したマーリンズが、今度はリストアップされていたマーセル・オズーナ外野手をカージナルスへトレードした。
カージナルスはMVP男ジャンカルロ・スタントン争奪戦には敗れたが、その代りに、今季自己最高成績の打率.312、OPS.924、37本塁打、124打点を残し、初のゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞にも輝いた外野手を獲得した事になる。
オズーナに関しては6球団から8球団が関心を示し、その中にはカージナルス、ナショナルズ、ジャイアンツが含まれていた。個人的には、スタントンよりこちらの方が良かった気がする。
alcantara goes to malrins in ozuna deal
— Jon Heyman (@JonHeyman) 2017年12月13日
27歳のマーセル・オズーナは今季350万ドルの年俸だが、今オフは、年俸調停2年目で1000万ドルから1100万ドル程度に上昇が予想されている。ペイロールを9,000万ドル程度に抑えたいマーリンズにとっては負担の大きい選手だった。
しかし、マーリンズはまだ目標の削減額に達していないということで、今後もリーダーシップのあるマーティン・プラド三塁手(1350万ドル)、エース格のエディンソン・ボルケス投手(1300万ドル)、チェン・ウェイン(1000万ドル)、ブルペンのブラッド・ジーグラー投手(900万ドル)、田澤純一(700万ドル)などを放出するものと考えられる。
チェンは不良債権化、38歳のジーグラーは出したいところだろう。田澤もレッドソックス程のパフォーマンス出なかったので残ったとしても成績が良ければ夏のトレード要員になることも考えられる。
なお、今回のトレードでは、交換要員としてカージナルスからは、22歳の右腕サンディ・アルカンタラ投手を含むプロスペクト3名を獲得する。