59本塁打で本塁打王と打点王を獲得したジャンカルロ・スタントンのトレードによる争奪戦は、サンフランシスコ・ジャイアンツとセントルイス・カージナルスに絞られたようだ。
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スタントン争奪戦
最大のハードルであるトレード拒否権については、西海岸が希望のため、中西部のセントルイスよりサンフランシスコが優勢という情報が多い。
ジャイアンツはファームの選手層が薄く、交換要員の質ではなく金銭負担を大きくすることでトレードを成立させようとしている。選手の総年俸を抑制したいマーリンズは、その金銭負担を重視している。
その一方、カージナルスはプロスペクトをパッケージにして、金銭負担よりも交換要員の人的な質で交渉している。
本人の選択は、FanRag Sportsのジョン・ヘイマンによると「スタントンはカージナルスではなくジャイアンツを選ぶ」と話し、また別の人物は「西海岸、東海岸というのが彼の地理的な希望で、中西部は最後の選択肢だ」と、複数の情報筋からの情報を伝えている。
しかし、ロサンゼルスで育ちで地元の人気大学・南カリフォルニア大(USC)進学時にはUSCフットボール部の名将ピート・キャロル・ヘッドコーチが、スタントンと直接面会してオフェンスのタイトエンドとして勧誘したという話が残っている。
それだけ地元の英雄だったスタントンが地元ロサンゼルス・ドジャースのユニフォームに愛着を持つのもわかる気がする。
ドジャースファンのスタントンが、ライバルチームのサンフランシスコ・ジャイアンツへの移籍に拒否権を使えば暗礁に乗り上げる可能性も少ないが残っている。