ヤンキースの指揮官ジョー・ジラルディが今季限りで退任することが複数のメディアで報じられている。
MLBネットワークのジョン・ヘイマンによるとジラルディは10月26日の木曜日にブライアン・キャッシュマンGMと会談の場を設け、今後について話し合った。
cashman and girardi met today and are scheduled to talk tomorrow morning about giirardi's status/wishes
— Jon Heyman (@JonHeyman) 2017年10月26日
そこでヤンキースのキャッシュマンGMはヤンキースを10年間率いたジラルディ氏に意思を確認し、来季以降の契約を結ばないことを伝えたと思われる。
キャッシュマンGMは「熟慮の末、来季の監督について他の選択肢を取ることにした。10年間、監督を務めてくれて感謝している」との声明を出した。
ジラルディ氏も「球団が私を戻さない決断をしたことに心が沈んでいる」としながらも、スタインブレナー家やキャッシュマンGM、ファンや選手、チームスタッフに感謝しながら。特にプレイオフでの戦いぶりについて「永遠に私の心に残るだろう」とコメントしている。
捕手出身のジラルディ氏は53歳。2003年に現役引退後、06年にはフロリダ・マーリンズの監督を務めナ・リーグの最優秀監督賞にも選ばれた。
08年からは10年間ヤンキースを率い、プレイオフに6度、チームを導いた。その間、09年にはワールドシリーズを制覇した。ヤンキースの監督としては歴代6位となる通算910勝710敗。ポストシーズンは28勝24敗の記録を残している。
健康管理には厳しく、クラブハウスからアイスクリームやソーダなどの甘いものを全て撤去したという逸話が残っている。
ジラルディ監督のもとでは、松井秀喜、黒田博樹、イチロー、田中将大らがプレイしている。
ワシントンポスト紙は「ジラルディはヤンキースを去るが、ナショナルズの監督職がちょうど空いている」という見出しをつけて、退任したジラルディ監督が、ナショナルズの監督に電撃就任する可能性があることを報じた。