ニューヨーク・ヤンキースがアスレチックスから9月11日にリリースされたビリー・バトラーと契約。現地15日、ボストン・レッドソックス戦でさっそく5番・DHとして先発起用した。
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バトラーは先月、チームメイトのダニー・バレンシア内野手とクラブハウスで口論となった後、脳振とうで故障者リスト入り。
2017年までの3年3000万ドルの契約だったが、コストに合うパフォーマンスを発揮できず、チームメイトとのトラブルもあって、アスレチックスは来季の1167万ドルの支払い義務が残るにも関わらずリリースを選択した。
デービッド・フォーストGMは「踏ん切りをつけるタイミングだったということ」と説明している。
ヤンキースとの契約は、前契約の支払い義務とは一切関係がないため、メジャーの最低年俸である50万ドル程度で合意した可能性があるとのこと。
基本的には今季終了まで10数試合での契約。外野手でベイビー・ボンバーズのひとり、アーロン・ジャッジが故障し、今季の戦列復帰は厳しくなった現状で右の指名打者として起用する狙い。
9月1日以降の契約のためヤンキースがプレイオフに進出しても起用できない制約がある。
新天地デビュー戦では、3回にタイムリーを放ち、3打数1安打、2打点、1三振。なお、この日を含めた6試合のうち5試合で相手先発がサウスポーの予定となっているため右打者のバトラーの出場機会は増えると見られている。