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【球団人事】メッツに新監督 元インディアンス投手コーチのミッキー・キャラウェイ氏

 

この秋は、少なくともメッツ、レッドソックスフィリーズ、タイガース、ナショナルズの5チームで新監督が誕生する。

 

そのうちレッドソックス、タイガースはすでに新監督の就任が発表された。

 

球団人事

 

 

70勝92敗で地区4位に低迷したニューヨーク・メッツテリー・コリンズに代わる新監督として現インディアンス投手コーチのミッキー・キャラウェイと合意した事を複数のメディアが報じている。

 

 

メッツ

 

 

この数年、主力選手の故障による離脱が相次いでテリー・コリンズには不運だった。若い才能ある投手陣を抱えながらもそういった理由で力を発揮できずMLB30球団中、防御率でスターターが27位、リリーフが28位と低迷した。

 

メジャーファンならお分かりのように、キャラウェイは、インディアンスの投手コーチ5年間でメジャー屈指の投手陣を築き上げた。

 

MLB公式サイトでも今季インディアンス投手陣がマークした防御率3.30、1614奪三振奪三振率10.1、WAR31.7(FanGraphs版)に注目。いずれもメジャートップの数字だ。

 

13年からテリー・フランコーナ監督のもとで投手コーチを務め、コリー・クルーバー、カルロス・カラスコ、トレバー・バウアーといったスターター達を育てた。

 

クルーバーは、この5年間で2度のサイ・ヤング賞を受賞した。

 

インディアンス投手陣はカーブを多用し、緩急をつける配球が特徴のひとつ。メッツは前投手コーチのダン・ワーゼンがスライダーを中心とした組み立てだった。そのことから「キャラウェイの新監督就任によってメッツ投手陣の配球に大きな変化が生まれることは間違いない」とMLB公式サイトは分析している。

 

メッツは、14年に地区2位となり浮上のきっかけをつかむと、15年はマット・ハービー、ジェイコブ・デグロムらメジャー屈指の若手投手陣が強力ローテを形成。2000年以来となるワールドシリーズ進出を果たした。

 

ノア・シンダーガード、セス・ルーゴ、スティーブン・マッツ、ザック・ウィーラーに、今季15勝、チームで唯一の期待投球回数を上回る201回1/3イニングスを投げたジェイコブ・デグロムなど、若い才能がひしめくメッツ投手陣をどのように再生するのかも注目が集まる。

 

また、主力野手を夏のファイアーセールで放出したが、外野手で青木宣親との契約もどうなるのか、気になるところだ。