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《GAMEDAY》シャーザーとデグロムの剛腕対決は両者で22奪三振、カノーが価値ある2打点

 28日(日本時間29日)、ナショナルズのホームで開催された開幕戦の注目カード、ナショナルズのマックス・シャーザーとメッツのジェイコブ・デグロムのサイヤング賞投手対決は、シャーザーが12奪三振、デグロムも10奪三振の投手戦の末、メッツが2対0で勝利している。

 全米注目、開幕戦屈指の好カード。1979年以来、40年ぶりの両リーグでのサイヤング賞1位と2位の投手対決になったが、18年サイヤング賞投票1位のデグロム、そして2位のシャーザーの投げ合いは、終わってみれば額面通りの投手戦だった。

 デグロムは6回93球で被安打5、失点0。これで昨年から続く記録は、30試合連続の失点3以内、25試合連続のクオリティースタートに更新された。走者を得点圏にを背負ってからの粘りあるピッチングが印象的だった。

まだ始まったばかりで答えを出すのは早急だが、デグロムは先日、5年1億3750万ドルで契約延長した。この日のピッチングは、相手のエースと投げ合って、その契約が間違ってなかったことを証明するような内容だった。

 一方のシャーザーも8回途中までメッツ打線を散発2安打、12奪三振と力投したが、昨年オフに電撃トレードでマリナーズから移籍してきたロビンソン・カノーに1発を食らい、8回にもシャーザーがマウンドを降りたあとの救援投手がタイムリーを打たれ2失点。

 結局、メッツが、この価値あるカノーの2打点で昨年300奪三振(メジャー17人目)の剛腕投手から貴重な1勝をもぎ取った。このナ・リーグ東部地区は、メッツのほかにもフィリーズが、ブライス・ハーパーなど大型補強で今季注目のディビジョンだ。

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