シャーザーが「IMMACULATE INNING」
メジャーリーグを代表する右腕マックス・シャーザーは5日(日本時間6日)、レイズ戦に先発し、8回2失点の好投で両リーグ通じてハーラー単独トップとなる10勝目をあげた。
6回のピッチングが圧巻だった。わずか9球。3者連続で空振りの3球三振に切って取った。
相手の下位打線だったが、8番フィールド、9番アローヨ、1番ロバートソンは、バットにかすりもしなかった。この間、フォーシーム5球(最速96.8マイル)、スライダー2球、チェンジアップ2球を投じ、見送りのストライク3球、空振り6球だった。
英語では「IMMACULATE(汚点のない、完ぺきな)INNING」と呼ばれている
9 pitches, 9 strikes. Max Scherzer was IMMACULATE tonight
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) 2018年6月6日
via @MLB pic.twitter.com/IGbc7eIk1X
「IMMACULATE INNING」達成投手
Lefty Grove (HoF)
Sandy Koufax (HoF)
Nolan Ryan (HoF)
Randy Johnson (HoF)
Max Scherzer (Active)
※HoF=殿堂入り選手
シャーザーにとっては昨年に続き2回目の9球3三振だが、MLB公式サイトによると、この記録を3回マークしたのはサンデー・コーファックス、2回がノーラン・ライアン、ランディ・ジョンソン、レフティ・グローブとマックス・シャーザーの5人しかいないという。
日本人選手では2度の三振奪取王に輝いた野茂英雄投手含め今まで一人もいない。
シャーザーは8回に2失点したが、この日は8回99球(ストライク81)、被安打5、無四球、奪三振13、失点2。これで今季の防御率は1.95(MLB3位)、奪三振数は133でMLB1位。
試合は4対2でナショナルズが勝利してシャーザーは両リーグ最速の10勝目を圧巻のピッチングで飾った。