MLBドラフト2018が6月4日(日本時間5日)からニュージャージー州セコーカスで始まり、今季の全体1位は、デトロイト・タイガースがオーバーン大の右腕ケイシー・マイズ投手を指名した。
即戦力と評価の高い右腕は、アラバマ州スプリングビル出身で、高校時代は指名されず、今回初指名となる。
With the #1 pick, the @tigers select RHP Casey Mize! #MLBDraft pic.twitter.com/wbMNpqDXG3
— MLB Network (@MLBNetwork) 2018年6月4日
オーバーン大に進学後に頭角を現し、2年生の時に8勝2敗、防御率2.04。12試合で109奪三振。四球はわずか9という成績をマーク。今年3月には自身初のノーヒット・ノーランも達成した。
9イニング換算の三振奪取率K/9は12.1でNCAAの1部校の投手の中で1位。9イニング換算の四球数1.0は4位。150キロ台中盤のフォーシームに評価の高いスプリッター、平均以上というスライダーで縦と横の変化を付けられる投手という評価だ。
2位指名は、サンフランシスコ・ジャイアンツがジョージア工科大の捕手ジョーイ・バートを指名。
バートは、高校卒業時にドラフト27巡目でタンパベイ・レイズに指名されたがプロ入りを断り、ジョージア工科大学に進学。2016年の大学1年目に打率.299、31打点、先発出場数42試合という成績を残し、ACCオールフレッシュマンチームとルイスビル・スラッガー・フレッシュマン・オール・アメリカンに選出された。
大学2年時にはオールACCセカンドチームなどの選出。チームUSAの大学ナショナルチームのトレーニングキャンプにも招待された。
SPORTINGNEWS.comによれば大学3年時にで打率.368、16本塁打、38打点、長打率.651を残したというパワーヒッターだ。
捕手というポジションはコンタクトが多く、アメリカの少年野球では敬遠されがちなポジション。そのため、メジャーの主力捕手はプエルトリコなど中南米出身者が多い。
それを考えると久しぶりにアメリカ出身の捕手が上位で指名された事になる。
With the second selection of the 2018 #MLBDraft, the @SFGiants select catcher Joey Bart! pic.twitter.com/0XK04JKkgT
— MLB Network (@MLBNetwork) 2018年6月4日
MLBドラフト2018 指名順
指名順 /チーム
7 サンディエゴ・パドレス
10 ピッツバーグ・パイレーツ
12 トロント・ブルージェイズ
13 マイアミ・マーリンズ
14 シアトル・マリナーズ
15 テキサス・レンジャーズ
16 タンパベイ・レイズ
17 ロサンゼルス・エンゼルス
18 カンザス・シティ・ロイヤルズ
20 ミネソタ・ツインズ
22 コロラド・ロッキーズ
23 ニューヨーク・ヤンキース
24 シカゴ・カブス
25 アリゾナ・ダイヤモンドバックス
26 ボストン・レッドソックス
27 ワシントン・ナショナルズ
28 ヒューストン・アストロズ
30 ロサンゼルス・ドジャース
31 カンザス・シティ・ロイヤルズ
32 タンパベイ・レイズ
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