MLBドラフト2020が終了した。2日目は全体38位のディロン・ディングラー捕手(タイガース)から全体160位のシェイ・ウィットコーム遊撃手(アストロズ)まで合計123人の選手が指名を受けた。
今季のMLBドラフトはオンラインで日本時間6月11~12日に開催されたが、昨年のドラフトでは最大40巡目までの1217人が指名されたが、今季は新型コロナウイルスのパンデミックの影響で5巡目160人までに絞られた。
事前の情報ではパドレスなどで活躍した大塚晶文氏の息子、虎之介外野手(21=サンディエゴ大3年)の名も挙がっていたが、30球団からの指名はなかった。
高校時代は、加藤豪将も輩出したランチョ・バーナード高校でプレイした虎之介。サンディエゴ大に進み、19年シーズンは外野手、指名打者として52試合で打率.287、2本塁打、34打点を記録してピックアップを期待されたが残念だった。
なお、各球団はドラフトから漏れた選手たちを8月1日(日本時間8月2日)までの期間に最大2万ドルの契約金で獲得することが可能となっており、その場合の人数制限はない。
オンラインで開催された今季のドラフトは、大方の予想通りタイガースがアリゾナ州立大のスペンサー・トーケルソン一塁手を全体1位指名した。
トーケルソンは、バリー・ボンズが持つ大学1年のホームラン記録を更新しているスラッガー。アリゾナ州立大出身としては、1965年リック・マンデー、76年フロイド・バニスター(元ヤクルト)、78年ボブ・ホーナー(元ヤクルト)に次ぐ同大学史上4人目の全体1位指名選手となった。右打ちの一塁手としてはドラフト史上初となった。
全体2位指名は、オリオールズがヘストン・カースタッド外野手(アーカンソー大)を指名。カースタッドは大学通算37本塁打、打率.343、出塁率.421、OPS1.011の長距離砲。
MLB公式サイトの予想では2位指名はオースティン・マーティン三塁手兼外野手(バンダービルト大)だったが、あっさりと外した。
1巡目(順位は全体)
1位:タイガース
2位:オリオールズ
ヘストン・カースタッド外野手(アーカンソー大)
3位:マーリンズ
マックス・マイヤー投手(ミネソタ大)
4位:ロイヤルズ
エイサ・レイシー投手(テキサスA&M大)
5位:ブルージェイズ
オースティン・マーティン遊撃手(バンダービルト大)
6位:マリナーズ
エマーソン・ハンコック投手(ジョージア大)
7位:パイレーツ
ニック・ゴンザレス遊撃手(ニューメキシコ州立大)
8位:パドレス
ロバート・ハッセル三世外野手(インディペンデンス高)
9位:ロッキーズ
ザック・ビーン外野手(スプルース・クリーク高)
10位:エンゼルス
リード・デトマーズ投手(ルイビル大)
11位:ホワイトソックス
ギャレット・クローシュ投手(テネシー大)
12位:レッズ
13位:ジャイアンツ
パトリック・ベイリー捕手(ノースカロライナ州立大)
14位:レンジャーズ
15位:フィリーズ
ミック・エイベル投手(ジェズイト高)
16位:カブス
エド・ハワード遊撃手(マウント・カーメル高)
17位:レッドソックス
ニック・ヨーク二塁手(アーチビショップ・ミッティ高)
18位:ダイヤモンドバックス
19位:メッツ
ピート・クロウ=アームストロング外野手(ハーバード・ウエストレイク高)
20位:ブリュワーズ
ギャレット・ミッチェル外野手(カリフォルニア大ロサンゼルス校)
21位:カージナルス
ジョーダン・ウォーカー三塁手(ディケイター高)
22位:ナショナルズ
ケイド・キャバリ投手(オクラホマ大)
23位:インディアンス
カーソン・タッカー遊撃手(マウンテン・ポインテ高)
24位:レイズ
ニック・ビツコ投手(セントラル・バックス・イースト高)
25位:ブレーブス
ジャレッド・シュスター投手(ウェイク・フォレスト大)
26位:アスレチックス
タイラー・ソダーストロム捕手(ターロック高)
27位:ツインズ
28位:ヤンキース
オースティン・ウェルズ捕手(アリゾナ大)
29位:ドジャース
ボビー・ミラー投手(ルイビル大)
戦力均衡ラウンドA
30位:オリオールズ
31位:パイレーツ
32位:ロイヤルズ
ニック・ロフティン遊撃手(ベイラー大)
33位:ダイヤモンドバックス
スレイド・セッコーニ投手(マイアミ大)
34位:パドレス
ジャスティン・ラング投手(リャノ高)
35位:ロッキーズ
ドリュー・ロモ捕手(ザ・ウッドランズ高)
36位:インディアンス
タナー・バーンズ投手(オーバーン大)
37位:レイズ
アリカ・ウィリアムス遊撃手(アリゾナ州立大)