球団別救援投手ランキング
マリナーズ2位に佐々木、レッドソックス4位に上原
労使交渉がもつれているメジャーリーグだが、MLB公式サイトが、ファン離れを防ぐために様々な企画を発表している。
これまで「球団史上最高の捕手」などポジション別にランキング形式で選出しているが、内外野の各ポジション、指名打者、先発右腕、先発左腕に続く第12弾は救援投手だ。
その中ではシアトル・マリナーズの2位に佐々木主浩(2000-03)、レッドソックスの4位に上原浩治(2013-16)がランクインしている。
なお、ランキングは各球団の番記者が歴代の救援投手のなかからトップ5を選出して紹介しているが、個人的な部分が多く基準が結構あいまいだ。
だから、順位を気にする必要はないが、各球団の「オールタイム・チーム」を決定する企画の中で、日本人選手が入っていることに注目したい。
シアトル・マリナーズ
【1位】エドウィン・ディアス(2016-18)
【2位】佐々木主浩(2000-03)
【3位】ジェフ・ネルソン(1992-95,2001-03,05)
【4位】J・J・プッツ(2003-08)
【5位】アーサー・ローズ(2000-03,08)
2位以下は、イチローと戦友たちで、2001年の「116勝マリナーズ」ではネルソン、左腕ローズのセットアッパーからクローザーの“大魔神”佐々木につなぐ勝利の方程式を何度も見た。
ネルソンはその後、ヤンキースにトレード移籍したが、マリナーズでは球団史上最多の432試合に登板している。
1位のディアス(現メッツ)は、2018年にメジャー史上2位タイの57セーブ。50セーブ以上かつ100奪三振以上はガニエとディアスの2人だけという説明があったが、インパクトは低い。
ボストン・レッドソックス
【1位】ジョナサン・パペルボン(2005-11)
【2位】ディック・ラダッツ(1962-66)
【3位】ボブ・スタンリー(1977-89)
【4位】上原浩治(2013-16)
【5位】クレイグ・キンブレル(2016-18)
名選手の中に上原浩治がランクインしているのが誇らしい。2013年春、ボストンマラソンの惨劇の後、「BOSTON STRONG」を掲げた市民に後押しされてレッドソックスはワールドシリーズを制したが、最後のアウトを取ったのは上原だった。
彼らの活躍が、その後の日本人リリーバーたちの礎になった。
▽Information source
http://www.mlb.jp/category/news/#34098