MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【NLCS】母国のために!ドジャースのヘルナンデスがグランドスラム含む3発7打点

 

ナ・リーグ・チャンピオンシップ(NLCS)のGAME5は、シカゴ・カブスリグレーフィールドで行われ、11対5でドジャースが勝利。シリーズの通算成績を4勝1敗としてワールドシリーズの切符を手にした。

 

 

MLB2017  NLCS  

 

 

カブスが、ホセ・キンタナ。ドジャースが、クレイトン・カーショウという左腕対決となったが、初回からドジャース打線がキンタナを攻略。

 

ドジャースは、相手が左投手ということで右打者を並べた打線。第1戦、第2戦以来のスタメン起用となった6番エンリケ・ヘルナンデスが2回に先頭打者で初球を叩いてソロホームラン。

 

3回に4連打で1点を追加し、なおも1死満塁の場面では、ヘルナンデスが2打席連続弾となるグランドスラムを右翼スタンドに叩き込んだ。

 

 

DMiyrM4W4AAzl54.jpg

 

 

ヘルナンデスは9回にも2ランを放ち4打数3安打、7打点の猛打賞だった。第1戦、2戦では4番で起用されてノーヒットに終わったヘルナンデスが、ここでは結果を出した。

 

シーズン中は、1番のクリス・テイラーと共に内外野で起用されてきたユーティリティプレイヤーのヘルナンデス。彼らの存在が、ドジャースのロースターに厚みを出している。

 

3回途中にキンタナを引きずり下ろしたドジャースが大量得点、投げてはカーショウ、前田健太、モロー、ジャンセンの必勝リレーで29年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。

 

 

ヘルナンデスは、プエルトリコ代表として春の第4回WBCにも出場。しかし、その母国が8月にハリケーンで甚大な被害を受け、ヘルナンデスも支援活動を行っていた。苦しむ母国の人々のために、という気持ちが彼のモチベーションになっているのかもしれない。