ナ・リーグ・チャンピオンシップ(NLCS)のGAME5は、シカゴ・カブスのリグレーフィールドで行われ、11対5でドジャースが勝利。シリーズの通算成績を4勝1敗としてワールドシリーズの切符を手にした。
MLB2017 NLCS
カブスが、ホセ・キンタナ。ドジャースが、クレイトン・カーショウという左腕対決となったが、初回からドジャース打線がキンタナを攻略。
ドジャースは、相手が左投手ということで右打者を並べた打線。第1戦、第2戦以来のスタメン起用となった6番エンリケ・ヘルナンデスが2回に先頭打者で初球を叩いてソロホームラン。
3回に4連打で1点を追加し、なおも1死満塁の場面では、ヘルナンデスが2打席連続弾となるグランドスラムを右翼スタンドに叩き込んだ。
ヘルナンデスは9回にも2ランを放ち4打数3安打、7打点の猛打賞だった。第1戦、2戦では4番で起用されてノーヒットに終わったヘルナンデスが、ここでは結果を出した。
シーズン中は、1番のクリス・テイラーと共に内外野で起用されてきたユーティリティプレイヤーのヘルナンデス。彼らの存在が、ドジャースのロースターに厚みを出している。
3回途中にキンタナを引きずり下ろしたドジャースが大量得点、投げてはカーショウ、前田健太、モロー、ジャンセンの必勝リレーで29年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。
We're at a loss of words from what is happening to our home in #PuertoRico Please help support, every bit counts. 🙏🏼https://t.co/nUopnfmIL8
— Enrique Hernández (@kikehndez) 2017年9月22日
ヘルナンデスは、プエルトリコ代表として春の第4回WBCにも出場。しかし、その母国が8月にハリケーンで甚大な被害を受け、ヘルナンデスも支援活動を行っていた。苦しむ母国の人々のために、という気持ちが彼のモチベーションになっているのかもしれない。