MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

レッドソックス、新人デバース、ベニテンディが躍動してライバル対決制す

レッドソックスの新人コンビが大活躍している。

 

レッドソックスの20歳のラファエル・デバース三塁手は、1点ビハインドの9回にヤンキースのクローザー、チャップマンの166キロを左中間に叩き込む同点打。

 

延長の10回には3番に入ったアンドリュー・ベニンテンディ外野手が、ケインリー投手から勝ち越しのタイムリーを放った。

 

 

試合は、3対2でレッドソックスが延長戦を制し首位攻防戦を2勝1敗で乗り切った。これで5.5ゲーム差。直接対決は、あと7試合残っている。

 

ベニンテンディは昨年後半にも出場して今季注目の選手だが、20歳のデバースは、現地7月25日のマリナーズ戦に9番サードでメジャーデビュー。ドミニカ共和国出身で2013年に150万ドルで契約した右投左打の三塁手

 

各サイトのプロスペクト・ランキングでは2015年から今季までMLB全体100位以内に入り、特に今季はBAで18位、BPで13位、MLB.comで17位と高い評価を受けている。特長はパワーに優れ、広角に打てる技術があるということだ。

 

レッドソックス三塁手はここ数年の補強ポイント。今季はサンドバルが不良債権化して途中解雇。ほかに、デブン・マレーロ、ブロック・ホルト、リン・ズーウェイらを起用したが、このポジションでMLBでも最低レベルの打率.226(27位)、OPS.595(30位)だった。

 

そのためホワイトソックスのトッド・フレイジャーマーリンズのマーティン・プラドら複数の名前が補強候補として挙がっていた。

 

しかし、デバースの活躍でデイライトが見えてきた。

 

デバースに同点弾を献上したチャップマンは、今季初の被本塁打。74試合ぶりの被本塁打だったらしい。