メジャーリーグでは8月に入ってからも、ウェーバー公示を経ることでトレードを成立させることができる。8月末までに契約すればポストシーズンへの出場が可能になる。
8月2日には、タイガースの剛腕ジャスティン・バーランダーがウェーバーにかけられた。47時間が過ぎてもクレーム(獲得申し込み)する球団が現れないまま、ウェーバーの期間を経過したため、デトロイト・タイガースはトレード期限前と同様に全球団にトレードすることが可能となった。
ただ、2019年までの6500万ドル超の大型契約と全球団へのトレード拒否権がバーランダーにはあるため、本人が同意しなければトレードは成立しない。
MLB公式サイトのジョン・モロシ氏のレポートでは、アストロズが、8月に入ってからデトロイト・タイガースとジャスティン・バーランダーが絡むトレードについて接触しているという。
アストロズは、7月末のトレード期限前に大きな補強はしなかった。フランシスコ・リリアーノ(RP)を獲得して青木宣親などをリリースしたトレードだけだった。
ダラス・カイケルとコリン・マクヒューの2人が復帰した先発ローテは、ブラッド・ピーコック、チャーリー・モートン、マイク・ファイヤーズの5名が揃いレギュラーシーズンは乗り切れる。
だから、よほどのことがない限りこの移籍は考えられないが、10月の短期決戦で強力な3枚を揃えるという意味では、昨年のサイヤング賞投手獲得は大きなインパクトがある。
先発投手では、他にマルコ・エストラーダ(ブルージェイズ)、アービン・サンタナ(ツインズ)、ジェフ・サマージャ(ジャイアンツ)などの名前が挙がっている。