MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ダルビッシュが5回10K2失点、粘りの投球で移籍後連勝に指揮官も評価

 

 

 

現地10日、ドジャースダルビッシュ有が敵地ダイヤモンドバックス戦で今季8勝目(9敗)を挙げた。

 

ダルビッシュ有

 

 

初球の制球が安定せず、球数が増えたことで早めの降板になったが、相手打線を5回5安打、10奪三振、2失点で白星を飾った。これで今季通算で防御率3.81、WHIP1.15。149回で168奪三振

 

試合後のインタビューでは「何とか三振でアウトを取れて、なんとかまとめられたかな、最低限の最低限ですけれども」。

 

 

 

4回までは速球とスライダーが中心の組み立てだったが、5回無死一塁の場面で迎えたポラックをカウント2-2からのスローカーブで空振り三振。変化球を有効利用して3者三振に締めた。

 

あの場面は「ハニーカット(投手コーチ)から緩い球を使おう」と進言されたという。「シンカーとツーシームが悪かったが、その分、スライダーが良かった」と、自身の投球をふり返った。

 

 

 

本調子ではない中でも試合を作った右腕について、ロバーツ監督は「彼がいかに素晴らしいかを表している」と高評価した。

 

次回は16日(同17日)に本拠地で行われるホワイトソックス戦。移籍後、初めて上がるドジャースタジアムのマウンドだが、乾燥する気候なので、ボールが滑らないように制球に気をつけたいところだ。