MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ダルビッシュがゲームを支配 7回11奪三振、あわやノーヒッターの力投で3勝目

 

MLB2020

 

 

7回1死までノーヒッター 防御率も1.88に上昇

 

カブスダルビッシュ有投手が13日(日本時間14日)、本拠地シカゴでのブルワーズ戦で今季4試合目の先発登板。

 

1、2回とも四球などで走者を出したがともに2三振を奪う快調な立ち上がり。2点リードした3回からは2イニング連続で3者凡退に抑えた。

 

5回は2死からアルシアを四球で歩かせたものの、ホルトをニゴロに打ち取った。6回は先頭・ソガードから2者連続三振。イエリッチは平凡な中飛に打ち取った。

 

6回まで92球を投げノーヒット。7回も続投し、先頭の4番ガルシアを空振り三振に仕留めて毎回三振を継続。通算41回目の2桁奪三振を記録。

 

ここまでの圧巻の投球に野茂英雄岩隈久志に続く日本人投手3人目の快挙に期待がかかったが続くスモークに右越えソロ本塁打を献上。これが今季初被弾でこの試合の初安打だった。

 

7回104球(ストライク69球)を投げ、11奪三振、2四球、1死球、1安打、1失点。3試合連続のクオリティースタートで今季3勝目を飾った。98マイルのフロントドアの2シームは左打者に対して唸るような威力があった。

 

 

これでチームでは防御率1.06の左腕ジョン・レスターに次ぐ防御率1.88(MLB12位)。奪三振数27はMLB13位タイ(1位はシェーン・ビーバーの43)。WHIP0.75、被打率.167。

 

試合後は、ノーヒッターに関して「分かってましたけど、完投するわけがないので『別に関係なくね?』と思ってました」と笑った。

 

先発投手は防御率でMLB3位、WHIP同1位、与四球率同1位と好スタッツをキープしている。30台のベテランが多いが60試合の短縮シーズンなので問題はなさそうだ。

 

ここまで12勝3敗で勝率MLBトップのカブス。6連勝から1敗を挟んで3連勝と好調を支えているのはこの先発陣の踏ん張りだろう。