MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

Rソックスの新人ベニンテンディ、記念の100安打目は454フィートの特大弾

 

ベニンテンディにも注目

 

2017年のMLB前半戦は、本塁打王争いで1位と2位の新人、東海岸ヤンキースから右の大砲アーロン・ジャッジ(24本塁打)、西海岸ではドジャースの若き左の4番打者コディ・ベリンジャー(22本塁打)という新人スラッガーを紹介することが多い。

 

しかし、この選手も忘れてはいけないだろう。レッドソックスアンドリュー・ベニンテンディ外野手だ。

 

 

ベニンテンディ

 

 

来月7月6日に23歳になるベニンテンディは、現地21日のロイヤルズ戦でセンターに454フィート(約138メートル)の特大弾を放った。

 

試合は、レッドソックスブルペン陣がロイヤルズ打線に捕まって4対6で敗れたが、彼のメジャーキャリア100本目のヒットは、自身最長の今季10号ホームランになった。

 

27度の放物線を描いてカウフマン・スタジアム名物のセンター右中段の滝に飛び込んだアーチは、パワーではジャッジやベリンジャーに劣ると思われていた彼のサプライズな一撃だった。

 

なお、メジャーリーグ公式サイト「MLB.com」によれば、この454フィート弾はチームの主砲ハンリー・ラミレスが放った469フィートに次ぐ今季チーム2番目の特大弾らしい。

 

 

 

さらに、このホームランはホームランが出にくいと言われているカウフマン・スタジアムでは、スタットキャストで計測が始まって以降、4番目の飛距離になるということだ。

 

2017年開幕前にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは1位だったベニテンディ。

 

昨年はシーズン後半の34試合に出場し、打率.295、2本塁打、14打点、OPS0.835。インディアンスとのプレイオフ(ALDS)では、球団史上最年少でのプレイオフでのホームランを記録している。

 

今季は、打率.274、出塁率.340、OPS.777、10本塁打、40打点と期待通りの活躍。普通の年なら新人王の当確ラインだ。