シンシナティ・レッズのスクーター・ジェネット内野手が6日(日本時間7日)、本拠地で行われたセントルイス・カージナルス戦でMLB史上17人目の1試合4本塁打を記録した。
ジェネットは、5打数5安打、4本塁打、10打点。この1試合4本塁打はチーム史上初の快挙になった。
メジャーキャリア5年目の27歳。3月28日にウェイバーでレッズへ移籍した選手で、前所属のブルワーズでは二塁手が多かったが、当初はユーティリティとして控え要員でベンチ入りしていた。
この試合前まで本塁打は、メジャー通算で38本しか打ってなかった。そんな伏兵が、歴史に名前が刻まれるような大仕事をやってのけた。
4本塁打の内訳は、
3回裏の2打席目にグランドスラム。
4回裏の第3打席にはバックスクリーンへ2ラン本塁打。
6回裏の第4打席には高めの直球を逆方向へ。
そして8回裏の第5打席には右翼席へラインドライブの打球を叩き込み1試合で4本塁打というアメージングな夜を演じてみせた。
.@Sgennett2 is the FIRST player in @MLB history to produce a game with …
— MLB Stat of the Day (@MLBStatoftheDay) 2017年6月7日
5 hits
4 homers
10 RBIs pic.twitter.com/N1tEG6Hv5o
個人的には、レッズといえばピート・ローズぐらいしか頭に浮かばないなじみの薄いチームだ。それは単純なことで、日本人選手が所属していないMLBで唯一のチームだからだ。
この数年は再建期を迎えている関係で、注目されるのはトレード市場での名前が度々上がっているジョーイ・ボット一塁手、ザック・コザート遊撃手をシーズン中の期限前にトレードに出すかどうかという事。
しかし、調べてみると若手25歳のエウヘニオ・スアレス三塁手は打率.287、OPS.884、10本塁打、36打点と成長。
2021年までコントロールでき、昨年150試合で33本塁打、103打点とプレイクしたアダム・デュバルもここまで打率.272、14本塁打、45打点とフロックでないことを証明。
ほかに、スコット・シェブラー外野手もアクティブロースターに定着。チームが長くコントロールできる若い選手たちが成長してきている。
あとは将来の正捕手候補で2015年ドラフト全体11番目指名のタイラー・スティーブンソン、2016年ドラフト全体3番目指名で、ベースボール・アメリカがMLB全体で9番目にランクするプロスペクトのニック・センゼル内野手らが上がってくれば野手陣は期待が出来そうな編成になってきた。