MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【Walk-off】ナッツ、マーリンズなど4試合でサヨナラゲーム

現地16日のMLBは降雨で中止になった1試合を除き14試合が行われ、そのうち4試合が「Walk-off」(サヨナラゲーム)だった。しかも、全試合が9回裏のドラマだった。

 

 

MLB2017  GAME DAY

 

 

MLB.comの「スコアボード」を見ると4試合は下記のとおり

 

メッツ 2-4 マーリンズ

フィリーズ 4-6 ナショナルズ

エンゼルス 0-1 ロイヤルズ

レンジャーズ 7-8 マリナーズ

 

 

4試合中3試合が、同地区対決で早くもライバル同士の白熱した主導権争いとも言えそうだが、よく見るとブルペンに問題のあるチームが多い。

 

 

マーリンズは、終盤に7回ベアクロー投手、8回ジーグラー投手と繋いで本来ならラモスがいくところだが、最近7試合で5試合目の登板になることからフェルプス(昨年25ホールド、防御率2.28)を起用。

 

これが裏目に出て9回に追いつかれた。結局は勝ったが、クローザーのラモスは休ませたとしても、ここは田澤純一に繋いで欲しかった。

 

 

 

ナッツは、復活が期待されるハーパーが豪快なサヨナラホームランで決着をつけ首位タイに浮上した。フィリーズは地区最下位になった。(始まったばかりで順位はどうでもいいですね...)

 

ロイヤルズ対エンゼルスは、ロイヤルズ先発ケネディが8回、被安打2、失点0の好投。これが9回裏のエスコバーのこの日3安打目となるサヨナラ安打を呼び込んだ。

 

レンジャーズは、これまで9勝されている苦手のマリナーズ岩隈久志を3回で引きずり降ろしたが、一時は5点差あったリードをプルペン陣が守りきれず、痛い3連敗。クローザーのダイソンが、これまで5試合で防御率24.75と大不調。それを象徴するかのように9回裏に押し出しで同点のあと、サヨナラを許してしまった。

 

 

マリナーズは、8回に、ライトのハニガー外野手が右中間に飛んだホームラン性の当りを好捕するファインプレイもあった。

 

 

 

しかし、9回にクローザーのディアスがホームランを許し一時は1点リードされ、ここでもブルペンの弱さが露呈した。

 

クルーズのサヨナラ内野安打で、なんとか3連戦をスイープしたマリナーズは、明日からホームにイチローマーリンズを迎え撃つ。3連勝同士の対戦。イチローとしても3年ぶりのセーフィコフィールドでのゲームになる。