第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝、アメリカ対日本戦の始球式を元ドジャースやレッドソックスなどで活躍した野茂英雄氏と元ドジャースの名監督で野茂氏の恩師でもあるトミー・ラソーダ氏が務めることが発表された。
野茂氏がメジャーリーグに挑戦したドジャース1年目の監督がラソーダ氏。監督時代の背番号「2」はチームの永久欠番。1997年にアメリカ野球殿堂入り、2006年にはカナダ野球殿堂入りの栄誉を受けた。
#WBC2017 ceremonial first pitches: Bert Blyleven (The Netherlands), Carlos Delgado (Puerto Rico), Hideo Nomo (Japan), Tommy Lasorda (USA). pic.twitter.com/JoOxZ1FK7E
— WBC Baseball (@WBCBaseball) 2017年3月20日
2005年、アメリカのプロフェッショナル・ベースボール・スカウト基金(PBSF)は、「20世紀最高の監督」にラソーダを選出、と同時に06年以降、「トミー・ラソーダ賞」を創設、毎年、最高の監督に対して同賞を贈ることを決定した。
日本の野球ファンにもなじみが深く2001年には近鉄のスペシャルアドバイザーとなり、ドジャースの若手有望株選手を日本に送り、その年に近鉄はパ・リーグを制している。近鉄ファンだったので印象深い。
親日家でもあり08年には長年にわたる日米の野球交流の功績から、旭日小綬章が贈られている。
野茂英雄は説明するまでもなく日米の野球に橋を架けた海を渡った野球人だ。数々の功績は、ここで今さら書くこともないだろう。近鉄の1年目か2年目に大阪のゴルフ場で一緒に写真を撮ってもらった。懐かしい。
日米両国の野球に深くかかわった人物が選ばれたことになる。