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【MLB移籍情報】ナポリがレンジャーズ復帰、カーター、ヤンキースと合意

 

 去就の決まらなかったスラッガーたちの契約が決まった。

 

MLB移籍情報

 

 

 速報したマイク・ナポリ(1B/DH)は、古巣のレンジャーズへの復帰が決まった。また、昨季のナ・リーグ本塁打王クリス・カーター(1B)がヤンキースと1年契約で合意したというニュースが入ってきた。

 

 

 個人的にはレッドソックス時代の2013年にワールドシリーズ制覇をした時のメンバーというイメージがあるナポリだが、それ以前の11年、12年の2年間と15年の後半にレンジャーズに所属していた。

 

 昨年はインディアンスの主砲としてア・リーグ制覇に貢献。打率.239、OBP.335、OPS.800、34本塁打、101打点。

 

 以前にレッドソックスとの契約時にも3年3900万ドルと伝えられたが、フィジカルチェックで股関節に問題が見つかり、1年契約に修正されたこともあった。

 

 レッドソックス時代は1年平均1600万ドル、昨年のインディアンスは1000万ドル。今回は、35歳という年齢などもあって予想どおり1年850万ドルというやや抑えられた契約になった。契約内容の詳細は不明。

 

クリス・カーターヤンキース

 

 一方、昨季のナ・リーグ本塁打王ながら新天地がまだ決まっていなかったクリス・カーターが、ニューヨーク・ヤンキースと年俸350万ドル(約3億9,000万円)の1年契約で合意した。

 

 契約には打席数に応じた最大50万ドル(約5,600万円)の出来高ボーナスが含まれているもよう。

 

 30歳のカーターはブルワーズに所属した昨季、ロッキーズのノーラン・アレナド(3B)と並んでナ・リーグ最多の41本塁打(94打点、OPS.821)をマーク。

 

 しかし、打率.222、206三振、キャリア平均打率.218というミート率の悪さが契約のネックになっていた。

 

 ヤンキースグレグ・バードを正一塁手マット・ホリデー指名打者として起用するという見方もあるが、バードはメジャー2年目の昨年も肩の手術で全休。15年も46試合の出場しかなく実績がない。右打者のカーターに左打者のバードを控えにした2プラトーンでの起用が考えられる。

 

 1300万ドルも出したDH候補のマット・ホリデーも37歳の峠を越えた選手。オールスター7回選出のネームバリューだけはあるが、昨年も110試合、打率.246、20本塁打、62打点、OPS.782。ほとんどのスタッツでキャリア最低だった。