MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

アストロズが19年の新人王アルバレスと6年間の契約延長で合意 

 

アストロズキューバ出身の24歳のスラッガーヨーダン・アルバレス外野手と6年1億1500万ドルの長期契約を結ぶことで合意した。

 

 

MLB契約情報

 



メジャーリーグの移籍情報を主に扱う「MLBトレード・ルーマーズ」によればアストロズアルバレスのこの契約は、2025年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)になるアルバレスMLS=2.113)の年俸調停3年分とFA後の3年分を買い取った契約だ。

 

アルバレス契約内容は下記

 

2023年700万ドル

2024年1000万ドル

2025年1500万ドル

2026年2600万ドル

2027年2600万ドル

2028年2600万ドル

※サインボーナス500万ドル

 

 

アルバレスは2016年に救援右腕ジョシュ・フィールズとのトレードでドジャースから加入。

 

メジャーデビューした2019年に87試合で打率.313、27本塁打、78打点、OPS1.067で、新人王を受賞。

 

ラッキーだったのは翌2020年に膝を故障したが、メジャーリーグはコロナのパンデミックで開幕が遅れ60試合の短縮シーズンになったこと。

 

選手のキャリアにはマイナスの少ないシーズンで故障箇所の治療に専念できたことだ。

 

そして、昨年は144試合で打率.277、33本塁打、104打点、OPS.877ときっちり復活。

 

今季もここまで45試合に出場して打率.284、本塁打、31打点、OPS.972というハイレベルの数字でメジャートップレベルであることを証明している。

 

24歳という若さもあって5年契約までが多いシビアなアストロズで6年契約のオファーを勝ち取った。

 

ホセ・アルトゥーベアレックス・ブレグマンユリ・グリエルなど右打ちの好打者が多い打線の中にあって貴重な左の強打者だ。

 

チーム打率は悪いが本塁打数でMLB30球団中4位というアストロズの強力打線の4番打者として定着している。

 

アストロズジョージ・スプリンガー外野手カルロス・コレア遊撃手などがFAでチームを去って戦力が大幅ダウンするかと思われた。

 

しかしながらアルバレスとも契約延長に成功して、5年目25歳のカイル・タッカー外野手や今季デビューのジェレミー・ペーニャ遊撃手がスプリンガーとコレアの後を埋める形で台頭。

 

ここまでラインナップの大幅戦力ダウンを感じさせない。カブスのようにワールドシリーズを制した時のコア選手を次々に放出するファイヤーセールをしなくても戦力を維持しているチームのオーガ二ゼーションは注目だ。