MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

沈黙のヤンキース 狙いは18年オフFAのハーパー!?

 

これは16年2月にも紹介した記事ですが、多少加筆して再ポストです。

 

その伝統とニューヨークというビッグマーケットゆえの豊富な資金力をバックに、毎年シーズンオフになると大型補強をすることで話題のニューヨーク・ヤンキース

 

しかし、そのチームが、2015年オフのフリーエージェント(FA)市場で唯一、FA契約(マイナー契約除く)を結んでいなかった。

 

FA制度が始まった1975年以来、ヤンキースは豊富な資金力をバックに市場を動かしてきたが、ヤンキースのオーナーであるハル スタインブレナー氏とブライアン キャッシュマンGMは長期契約を避ける方針を出すとともに、トレード等によるチームの若返りを図っており、それが2015年オフの補強に表れていた。

 

だが、ヤンキースがライバル球団の補強を何年間も指をくわえてみているはずもなく2018年のシーズン終了後には、メジャー屈指の大物選手がこぞってFAになると予想されており、ヤンキースはそこに照準を絞っているという説がある。

 

その根拠とされるのが、MLBを待つ「2018年FA問題」だ。18年には、15年オフ以上に多くの有力選手たちがFAを迎える。(16年オフは人材が薄かった。)

 

ファンからすれば問題でも何でもないのだが、オーナー側からすれば頭の痛い問題だ。何かと話題にして大騒ぎしたい安っぽいメディアが、今から他人の財布の事で危機感のような空気を煽っているのが笑えてくる。

 

メジャーリーグ公式サイトでも、「かつてないほどの数のスター選手がFAとなる。すでにFA市場はバブルを迎えているが、未曾有の事態に陥る」とこの「2018年FA問題」を紹介していた。

 

そして、2018年オフに最も大きな注目を浴びるFAになると予想されているのが、15年に打率.330、NLトップタイの42本塁打、99打点の圧倒的な成績を残し、NLのMVPに輝いたブライス ハーパー外野手

 

ハーパー1

 

 

現在24歳のハーパーは、FAの資格を得るまであと2年かかる。2016年は数字を落としたが、仮に15年シーズンのような成績を残した場合は、契約年俸の総額が4億ドル(約448億円)規模になると見込まれている。

 

そして、このハーパーに興味を示すようなコメントは出していないヤンキースだが、同選手を獲得することは、米スポーツ界では“既定路線”らしい。アレックス ロドリゲスの時を思い出せばよく分かるが、Aロッドに代わる主砲がハーパーということだろうか。

 

結局、そこまで我慢して財布のひもを締めているといった状態かもしれない。

 

ちなみに2018年オフにFAとなる有力選手は以下の通り。

 

クレイトン カーショー(ドジャース

ホセ フェルナンデス(マーリンズ

マット ハービー(メッツ)

ダラス カイケル(アストロズ

アダム ウェインライト(カージナルス

シェルビー ミラー(Dバックス)

ジョシュ ドナルドソン(ブルージェイズ

アンドルー マカチェン(パイレーツ)

アダム ジョーンズ(オリオールズ

ブライス ハーパー(ナショナルズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16年2月の記事を加筆して再ポストです。