セントルイス・カージナルスからFAになっていたブランドン モスがカンザスシティー・ロイヤルズと2年1,200万ドル(13億8100万円)で合意した。複数のメディアが伝えている。今後、フィジカルチェックをクリアすれば正式契約に至るもようだ。
MLB移籍情報
メジャー11年目、33歳のモスは、アスレチックス時代のスタッツが凄い。その2012年から3年間は3年連続で20本塁打以上。昨年のように20本塁打以上が大幅に増えたシーズンのスタッツではない。
ちなみに、その3年間は、
12年は、84試合で参考程度のスタッツだが、13年にキャリアハイの30本塁打、84打点をマーク。
投手有利と言われているアスレチックスのアメフト兼用スタジアムで3年連続20本塁打以上は、彼のキャリアを語る上では重要だろう。結果、14年にはオールスターにも選出された。
Updated #Royals roster projection: 1B/OF Brandon Moss agreed to 2-yr, $12MM deal. https://t.co/Zq4A5M5Hqp pic.twitter.com/rgTDJg1APf
— Jason Martinez (@mlbdepthcharts) 2017年1月29日
その後、インディアンズへトレード、シーズン半ばでカージナルスへ。
昨年はカージナルスで128試合、464打席、打率.225、出塁率.300、長打率.484、OPS.784。本塁打は14年以来の20本以上(28本)をマークした。
ただ、粗さが目立つのと33歳という年齢からくる今後の衰え、守備の貢献度などの総合的評価で、スポーツ・イラストレイテッド誌のFA選手ランキング(昨年11月)では24位だった。
契約もカージナルスとの16年825万ドルから、年平均600万ドルと抑えられた形になった。
ナ・リーグのカージナルスでは、一塁と外野の両翼を守ったが、ア・リーグのロイヤルズでは、ブルージェイズにFA移籍した、ケンドリス モラレスの後釜として指名打者としての起用が有力視されている。
ベンチュラの事故死で悲しみに沈むカンザスシティー。次は、その穴埋めになる先発投手陣の補強に着手しなければならない。