71年間、この日を待ち続けた97歳のカブスファンに朗報が入った!
97歳になるシュレーゲルさんは、真珠湾の退役軍人で、筋金入りのカブス・ファンだ。
そして彼は、カブスがワールドシリーズに進出した最後の試合を見に行った――1945年のことだ。今でも、第6試合と第7試合のチケットの半券を持っている。
しかし、カブスはその年敗退。シュレーゲルさんは悔しい思いを抱えながら、71年間チームを応援し続けている。
そして、カブスが帰ってきた。
そう、カブスファンの3代続くこの話は、ここから始まる。シュレーゲルさんの孫娘ヘレンさんのおかげで、彼はスタンドで「ゴー、カブス、ゴー」と応援することになる。
ヘレンさんは10月23日、クラウドファンディングサイト「ゴー・ファンド・ミー」で「私のおじいちゃんをワールドシリーズに連れてって」というキャンペーンを開始し、目標金額を1万ドル(約104万円)に設定した。高騰するワールドシリーズのチケットの2人分にあたる。
テレビ局「CNBC」のリアリティ番組「ザ・プロフィット」MCのマーカス・レモニスがこのキャンペーンに注目した。彼は偶然、ワールドシリーズに無料招待するのにふさわしいカブス・ファンを探しているところだった。ジム・シュレーゲルさんはぴったりだった。
MCのレモニスは、シュレーゲルさんに第3試合の最前列チケットを2枚贈った。シュレーゲルさんは、28日にリグレー・フィールドで行われるクリーブランド・インディアンス戦に息子を連れて行くつもりだと話した。
「おじいちゃんは見に行けるのをワクワクして待っています」と、ヘレンさんは語った。